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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2019.04
13
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
rocknroll john



新元号“令和”の時代も、もうすぐ。もうショーケンや裕也さんのような無茶だけど素敵な人が、崇拝されるようなことはもう無いのでしょう。現代社会は規律の上に成り立っているので。そんな中、内田也哉子さんが最後、父に贈った謝辞が名文すぎました。“Fuckin’ Yuya Uchida, don’t rest in peace. Just Rock’n Roll” これには天空の裕也さんも希林さんもブッ飛んで拍手喝采したに違いありません。人が亡くなって、急に皆が賛辞を送るのも気持ち悪いですが、悪口を言うのもよくありません。少しニヤッと笑うくらいのことで。お別れしたほうがイイもんです。僕も父のときはそうしました。也哉子さんの、洒落も効いたこの名言はお見事でした。そんなことで、ロックン・ロール。
 ジャケに映るはハンブルグ時代1961年のジョン、そしてポールやジョンの影。昭和な男ジョンが、ソロ活動を続けた中で一度原点に帰ったアルバム。盟友ポールも、裕也さんも同趣向の作品を残してます。元々はチャック・ベリーの“Come Together訴訟問題”もあって、本作でチャックの曲(「You Can't Catch Me」と「Sweet Little Sixteen」)をカヴァーして和解ってのもありました。とはいえ敬愛する師匠、じゃあロックンロールのカヴァー集でもやるか!って感じです。中でも、最初シングルで聴き、感動の嵐となった「Stand by Me」は特に衝撃でした。涙が出そうになる熱いジョンのシャウティング・ヴォーカルにジェシ・エド・デイヴィスのギターも存在感バリバリ。奇跡の素晴らしいテイクです。この時期にヨーコとも疎遠になり、私生活も荒廃していたというジョン。途中まで制作に加わったフィル・スペクターも、途中でテープ持って逃げ出すなど散々なようでしたが、ロックン・ロールの奥深さを見事に体現です。他もすべてルーツ曲のカヴァーで、冒頭から最高なのがジーン・ヴィンセントBe-Bop-A-Lula」。ロックン・ローラーなジョンがいきなり炸裂で、ファッツ・ドミノAin't That A Shame」も迫力満点。また、バディ・ホリーPeggy Sue」、ラリー・ウィリアムスBony Moronie」、リー・ドーシー「Ya Ya」など楽しくセッションしてます。レイドバックした感じのボビー・フリーマン「Do You Wanna Dance」なんかも演ってますが、裕也さんも十八番だった「Rip It Up / Ready Teddy」、「Slippin' and Slidin'」といったリトル・リチャード曲のストレートなカヴァーがグレイト。サム・クック〜リトル・リチャード・メドレー「Bring It on Home to Me/Send Me Some Lovin'」はロッカ・バラード風。そして最後にスロウでバシッと決めるのがロイド・プライス「Just Because」。実に色気ある男です。
「ジョンも愛や平和やヘチマやと、いろいろ言ってましたが本質はココ。ロックン・ロール!」
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2019.04
01
Category : Man's World
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
angel gate



“これで青春も、終わりかな”とつぶやきつつ、いよいよ平成、最終の月。桜も観ぬまま希代のロック・シンガーで名優ショーケンこと萩原健一が急逝。裕也さんといい、堅苦しくなりそうな新時代に拒否されたわけじゃないでしょうが、ティーンの頃から愛したアーティスト、連続の訃報に唖然とします。今のコンプライアンス基本の社会では規格外であった人でしたが、こういう人が世に出にくくなってるのは面白くないです。その際どい部分に魅力的なカルチャーとかアートも確実に存在したりするので非常に残念。トラブル・メイカーながらカリスマ的人気だったショーケン。近年はライブや俳優業も勢力的にこなし、サンボ・マスターとも共演したりして喜ばせてくれてましたが、自分はラスト・ダンス・ツアーなんばHatchで一昨年に観たのが最後になっちゃいました。病魔と戦っているなんて、知らなかったです。残念至極ですが、ソロで最初のブレイク作ともいえる79年作で追悼です。
 PYG自然消滅後、俳優として活躍していたショーケンがロック・シンガーとして存在感を示したのが、本作収録「大阪で生まれた女」のヒット。裕也さんがデビューさせようと準備していた大阪のシンガーBOROの作品を、ショーケンが事前に聴いて歌うことをBOROに懇願。大阪で育ったという当時の妻いしだあゆみと歌詞の主人公が重なったようで、感銘を受けたショーケン版でも見事な名演が生まれました。自分も子供ながら、この頃のショーケンに衝撃を受け、後のDon Juan Rock’n Roll Band時代の“ラスト・ダンスを私に”や“White & Blue”のシングルを買いに行き、友達の兄がレイニーウッドとの共演ライヴ傑作“熱狂雷舞”を大絶賛してたのも影響を受け、さらに心酔しました。また、後年もステージで演り続けた代表曲が多く収録で、アンドレー・マルロー・バンド時代のライヴも猛烈に素晴らしい速水清司作「泣くだけ泣いたら」、ストーンズのBlack & Blue時代を彷彿させるファルセット唱法確立の井上尭之作「どうしようもないよ」と、ソロとしての地位を築いた名曲が聴けます。この頃のショーケンのファッションを真似して、松田優作探偵物語に取り入れたのはあまりにも有名。他にも、大野克夫との「漂流記」や「ファンシー・レディ」は、今聴くとAORやシティ・ポップ的で逆に新しい感じもします。この頃、活動を共にしていた柳ジョージ&レイニーウッドとのコラボともなる「あゝ、お前」や「本牧綺談」もブルージーでロックなショーケンがしっかり開花。83年武道館ライブで感動の拍手大喝采となった、いしだあゆみとのデュエット「ア・ブランニューデイ」などもあり、聴きどころ多し。そしてライブではいつも最後に歌ってた速水清司の名スロウ「さよなら」も本作。“別れの時が来た、またすぐに逢えるよ”って優しく歌われても正直戸惑います。ショーケン。。
「人間の見栄も情けなさもさらけ出し、全てがカッコ良かった男。ありがとう!R.I.P」
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2019.03
21
Category : Man's World
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 音楽、ライフスタイル、スリルがロックンロールの真髄。その体現者で日本ロック界の最重要人物、内田裕也が永眠、享年79。寂しいですが敬意を表して追悼です。自分が存在を意識したのは中学生の時。この何かおっかない感じの人が、年越しのニューイヤー・ロック・フェスで沢田研二や松田優作、宇崎竜童、ジョー山中、ARBやルースターズ等の面々を首領ドンとして仕切ってるのをTVで見たのが最初。それからすぐに見に行った祐也さん主演の映画“水のないプール”(←同時上映は“爆裂都市”)は正に狂気に走る男を好演。その後も、盟友崔洋一と組んだ“十階のモスキート”に滝田洋二郎との“コミック雑誌なんかいらない!”と狂気の名作を連発。ヒット曲は無かったけど、十分にロックンローラー魂を発揮。ビートたけしも、小馬鹿にしてるようで愛と尊敬の念を持っていつも話題にしてました。最初は何が凄いのかさっぱり分からん人でしたが、これだけ皆に慕われた魅力はロックそのものの“狂気の行動力”につきます。音楽では年末恒例のロックフェスでしか見なかったけど、その危うさは実にロックで魅力的でした。自分が20歳の時、裕也さんのライフワークNYRFに若いバンドを出すべく、大阪心斎橋までオーディションで来てくれて小生のバンドを審査。予定は2曲だったのに“スロウなのも、もう1曲演ってくれる?”と評価していただき、ビビリながらの演奏を見ていただいたのも良い思い出。それからNYRFに2回も出して頂いたのは本当に感謝です。それからも都知事立候補、女性問題で逮捕と、もう破天荒どころやないスリルを世の中に振りまく祐也さんは常に魅力的でした。パンタ曰くは“面倒くさい奴の頂点”だそうで、まさに祐也さんのロックな部分を最高の賛辞で表現。好き嫌いが真っ二つに分かれた人でしたが、自分は大好きな人でした。
 ロックンロール人生をまっとうした裕也さん。数少ないアルバムでも、もっともお得意のレパートリーを一番網羅してる73年の力作を紹介。代表曲ともなった頭脳警察カヴァー「コミック雑誌なんかいらない」を筆頭に、最後のステージとなったNYRFでも力を振り絞って歌った「Johnny B Goode」と、長年愛し歌い続けたR&Rがてんこ盛り。ロカビリー・クラシック「Be-Bop-A-Lula」、大きな影響を受けたというプレスリーの「A Big Hunk O'Love」、「I Need Your Love Tonight」、「Heartbreak Hotel」、「Trouble」、「Blue Suede Shoes」に、リトル・リチャードKeep A Knockin'」、「Tutti Frutti」、「Long Tall Sally」からオーラスの「Teenage Boogie」までゴキゲンさんでロックン・ロールしてくれてます。全然スマート&スムーズじゃないけど、本当に粋な男です。
「スリルとユーモアをありがとう。寂しいぞ、裕也さん!合掌。」
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2019.03
16
Category : Man's World
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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日本が誇るソウル・バンド、サウス・トゥ・サウスのライブが発掘です。これは彼等をリスペクトしまくるオッサン世代にとっては興奮! 今ではフェス全盛ですが、当時は珍しかった大々的な野外フェスで、ウッド・ストックに触発された福島県郡山での記録。あの芦屋ルナ・ホールの伝説盤有山じゅんじとの国宝盤の1年前となる1974年8月録音で、メンバーもまだ正木五郎や中西康晴は未参加。しかしながら、スタジオ・ミュージシャンとしても活躍した宮内良和(Kbd)に、ジャズ界でモントルーまで出た上場正俊(ds)、関西のR&Bロックシーンで名を馳せた萩原義郎(g)らが在籍した頃のライヴで、1週前収録というびわ湖バレイ8.8Rock Dayなんかと同時期です。サポートには石田長生(g)も参加。
 中身はお馴染みの二部構成で、序盤は上田正樹&有山淳司のアコースティック・セット。どぎつい歌詞からギョッとする「タバコが苦い」からスタート。ダウン・ホームな有山のギターも冴えます。「バッドジャンキーブルース」、藤井裕(b)も加わる名曲「負けると知りつつバクチをしたよ」と、キー坊お得意の“おおきにっ”も連発しながらエエ感じで進行。そして、いよいよファンキーなホーン・セクションを加えた第2部は「Opening〜The Funky Penguin」から全開。「Ooo Poo Pah Doo」、「Walking The Dog」とお気に入りだったルーファス・トーマスのアーシーなソウルを披露。会場を“後ろ、元気ないやんけ”とか煽りながらも、バンドのタイトな演奏も光るキャンディ・ステイトン「Get You When I Want You」の頃には観客もかなり熱い様相に。メンバー紹介後、くんちょうこと堤和美(g)が歌う「Licking Stick」と「Funky Broadway」も渋い喉が最高で、ここでは更にファンク度を増します。オーラスはサウスの真骨頂「I Can’t Turn You Loose」に「Try A Little Tenderness」と怒涛のオーティス攻め。予定外だったと思われるアンコールは“よっしゃ、いったろ”とサム・クックShake」をアイク&ティナ風にガツンとかましてくれます。あえて難を言うならミックスが軽いってとこで、中低音が薄い感じで本来の熱さが目減り。91年西部講堂ライブ(←傑作!)くらいの質感が欲しかったとこです。
「僅かな活動期間だったサウスの貴重なライヴ。ありがたや〜!」
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2019.03
10
Category : Groovy & Mellow
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 70年代から80年代に沢山の秀作を残したレディ・ソウル、メルバ・ムーア。60年代ミュージカル“ヘアー”でデビューし女優としてのキャリアもありますが、やっぱシンガーとしての活動に目も見張るものがあります。レンジが広く伸びのある美しい声が魅力で、テクニック的にもトリプル・アクセルを連発することができるほどの技巧派。実績のわりにはイマイチ評価が低いような気もしますが、ディスコ時代からブラコン期にかけて聴き逃すにはもったいない名曲が多数あり。76年発のディスコ・ヒットを含む本作は、春に向かう今なんかジャストフィットです。
 なんといってもタイトル曲であるヒット・チューン「This Is It」が最高すぎます。この時代の売れっ子であるヴァン・マッコイがナイス・プロデュースです。ディスコ期の傑作として有名な曲ですが、流儀はフィリー・ソウルの美味しいところをしっかり感じさせるアレンジ。華麗なストリングスに、ゴージャスなコーラスをバックに、メルバ嬢のハツラツ・ヴォーカルが飛び回る躍動感溢れる大傑作。これからの春を感じる陽気にピッタリ。これだけでは済まないのが本作の素晴らしいところで、次なる「Free」、「One Less Morning」も夢見心地のゴージャスなサウンドにメルバ嬢が華麗にスウィング。この冒頭3連発で本作の勝利が確定です。ただカーティス・メイフィールド曲「Make Me Believe You」のような、元々の尖ったファンクをゴージャスに仕上げたものは、ちょっとしんどい感じ。それよりもディオンヌ・ワーウィック系の「Lean On Me」のようなポピュラー寄りの優しいスロウは光ります。中盤のハイライトともいえる「Stay Awhile」もメルバのスムーズな歌声がナイス・グルーヴに見事ハマる逸品。ウキウキ気分にしてくれます。Radiahのカヴァー「Play Boy Scout」は原曲の卑猥さ半減で平凡なディスコになってるのが少し残念。終盤のスロウ「Blood Red Roses」、ダンス・ナンバー「Brand New」は文句なしの出来。メルバ嬢の艶のある張った声がグッと引き立つアレンジも好感触です。
「さぁ分厚いコートも、いらんようになってきた軽快な季節。リズミカルにいきましょう!」
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2019.03
07
Category : Cool Groove
Theme : SmoothJazz
Genre : 音楽
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 意外と大阪通勤と殆ど変わらん所要時間となる、京都から名古屋への通勤もスタート。そして快適なのが赴任先でのオフィス空間やシステマチックな仕事の流れ。高層タワービルの上層階で、ミーティング・ルームの景色からして最高と、自分がイケてるビジネスマンになったのかと勘違いしそうです。しかも優秀で溌剌とした若いメンバーが多くなんとも気持ちのエエ活気に満ちあふれてます。大阪のメンバーに積み残した仕事は申し訳ないけど、新たなる職場にはなんとなくワクワクです。そして心配していた酔った後の新幹線も、なぜかバチッと大津辺り目が覚める心地良い緊張感、ちゃんと帰れてるがな〜。
 そんなことで、高速移動通勤にも快適な阿川泰子嬢のフリー・ソウルが登場。なんでも25周年ってことで様々な名編集で魅せてくれたシリーズもここまで到達です。別に新曲が入ってるわけでもないけど、アーカイブをセンスよく再構築して聴かす手法はいつもながらで、信頼のブランド力は健在。元々、美人女優〜ジャズ・シンガーの阿川氏のグルーヴィーでメロウな一面を上手く切り取ってくれてます。90年代はクラブ・シーンでも評価が高かった曲も多かった中、その筆頭とも言える人気曲「Skindo-Le-Le」がトップを飾ります。お得意のボッサ風「New York Afternoon」で心地よい軽さを味わった後は、サイド・エフェクトのオージーとミキ・ハワードのペンによるナイト・グルーヴが最高すぎる「L.A.Night」。この曲を始め84年“Gravy”でのセッションは極上で「Meant To Be」でもGカッティングも心地良いライト感覚のシティ・ソウルを聴かせてくれます。ダイアナ・ロスのカヴァー「It's My House」なんかも同様で、あくまでもクールに歌いこなす阿川氏ながら、コケティッシュな面も見せるヴォーカル・スタイルも萌えます。一方「The Good Life」なんかでピアノ、ウッドベースをバックにスウィングする様では、ジャズ・シンガーを強烈に感じます。レゲエ・タッチで聴かせる「Island Breeze」なんか今も新鮮ですが、全体的にはブラジリアンな香りがぐっと流れている仕組みとなっていて、ブラジルの天才イヴァン・リンスとのデュエット「The Universe Is Calling You」や、ダンサブルな「Zanzibar」など、南米と阿川氏との相性の良さを再び教えてくれます。ポピュラー・ロックのカヴァーも、ビリー・ジョエルNew York State Of Mind」、ブラインド・フェイスの「Can't Find My Way Home」と意外なトコも含め、独特なクールさはキープ。アーバンな香りもたまらんビル・ウィザース作「In The Name Of Love」から、イヴァン・リンスの「Velas (September)」で優雅な〆。
「ドライヴや移動の時にも発見を与えてくれるフリー・ソウル。気持ち良し!」
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2019.02
21
Category : 60's Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
are you lonely



  “悲しき終列車”。1960年代に活躍したシンガー、フレディ・スコットのヒット曲ですが、ええ歳になっても間に合わなかったり、乗り越して呆然とするのが終電。これまでの人生、乗り過ごしてやむなしでホテルに泊まったり、乗ったはいいけど爆睡して結局タクシーで高い金払って引き返したり、しょっちゅうそんな事を繰り返してましたが、これからの新たなる問題が勃発。降りるのをミスれば、すぐ引き返せない新幹線のぞみ通勤が次月よりスタートです。寝過ごしたら東京や岡山あたりまで行ってしまうこのスリル。あ〜恐ろしい。素早い高速移動も便利ですが、寝たら終わりの恐怖と日々戦わなければなりません。仕事よりそっちが心配です。。
そんなことでジャクソン・ビル行きの最終列車がガッタン、ゴットンと進んでいく感じの展開もたまらんのが、“悲しき終列車”こと「Are You Lonely For Me? 」。昔、レガシー・シリーズのソウル・オムニバスで聴いて一発で気に入った曲です。Sweet Inspirationsのゴスペル・ライクなコーラス、哀愁溢れる曲調にフレディの熱い歌唱がベスト・マッチングで、60sソウルで名曲量産のバート・バーンズが生んだ数多ある名曲のうちのひとつです。本作ハイライトはこの冒頭にありますが、カヴァー中心にN.Y.ディープ・ソウルを聴かせます。 エヴァリー・ブラザーズで有名なポピュラー「Let It Be Me」、ダレル・バンクスのノーザン・ソウル・クラシック「Open the Door to Your Heart」あたりもスマートにこなします。いなたい自作スロウ「Where Were You」、ベン・E・キングの「Spanish Harlem」、Faye AdamsのR&Bバラード「Shake a Hand」と、バラエティ豊かに実直に歌が響きます。ジェリー・バトラーの「He Will Break Your Heart」のディープな解釈や、バート・バーンズのN.Yディープ真骨頂とも言える「Who Could Ever Love You」あたりはナカナカ聴き応え。バートの曲では名曲「Cry To Me」もやってますが、これはまったり演りすぎ。ソロモン・バークストーンズの方が良いです。エド・タウンゼントの名スロウ「For Your Love」から「The Love Of My Woman」、オーラスのサム・クックBring It On Home It To Me」の流れはバラディアーとしての本領発揮ですが、N.Y.らしさもあり泥臭さも少し欲しいところ。
「それよりも待っているのはホームの激ウマきしめん、住よし!楽しみ〜」
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2019.02
14
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 人生はファンクなり(←深い意味なし)ってことで、この列島が冷え込む中、密かにまたもや生活での地殻変動が。機嫌よく大阪で仕事させてもらってるなか、次は金のシャチホコからお呼び。以前にグッジョブしてきた人達からの誘いはエエのですが、家は空っぽの危機! 現在、作戦計画中です。息子連中も1人は春までシアトル、1人は三田へ。もう笑うしかないですが、多分なんとかなるのでしょう。こんな時は快楽ファンクに身を委ねるしかありません。オハイオのデイトンをルーツに持つファンク・バンド、“Fantastic Voyage”の大ヒットで有名なレイクサイドです。ソラーからの再デビュー作は快楽マスター、レオン・シルヴァーズIIIがぐいぐい絡んだナイス・グルーヴが目白押しです。
 バンド・サウンド自体はアイズレー・ブラザーズのマナーにオハイオ・ファンク魂を注入した感じ。ホーン・セクションは省いたフォーメーションで、70年代後半でのタイトなファンクをがっつり聴かせてくれます。冒頭のタイトル曲「Shot Of Love」から重量級快楽グルーヴが炸裂で、大編成期のキャメオにも通じる感触で五感をすべてを直撃。そして洗練させたグルーヴとコーラスも武器にした「Hold On Tight」でもう勝利を手中に収める展開です。マーヴィン・クレイグっていうベーシストの優秀プレイも手伝って、もう気持ち良さ満開。ここらはぜひ爆音で受け止めていただきたいサウンドです。再び複雑なリズムをクールに絡ませる激ファンク「One Minute After Midnight」が登場。こちらも熱さ満開です。中盤は美しいバラードでクールダウンする憎い構成。「Time」、メロウな「Given In To Love」とスロウでも実力を発揮で、コーラス・グループ顔負けの美しいハーモニーも聴かせます。またシングル・ヒット「It's Way The All Live」はサンプリングもされまくった人気曲。ファンク魂が燃え盛るなか、スムージーなオーティス・ストークスのヴォーカルも冴え渡ります。最後はマーク・ウッドの熱いヴォーカルも聴きどころとなるスロウ「Visions Of My Mind」で〆。
「まだ寒いけど日差しだけは、春。新たなるファンクな展開に期待!」
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2019.02
02
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 消えては復活を繰り返す、いつの時代も需要が絶えないブギーなディスコ・サウンド。近年のタキシードクール・ミリオンの盛り上がりに加え、驚きのチェンジ復活ってのもありました。今はEDMの流れにあるヒューマニティに欠ける無機質なダンス・ミュージックが多いですが、血の通った生楽器仕様の時代の音はやっぱ快感度は抜群。(←オッサンだけか) 個で楽しむ音も良いですが、“恋するフォーチューン・クッキー”みたいな、皆で踊れ親しまれるダンス・サウンドはいつの時代も強いです。そんな今も脈々と息づく快感ダンス・サウンドの雛形のひとつが、間違いなく西海岸Solarのリオン・シルヴァーズIII系の音。耳にも心地よいサウンドはいつも重宝します。中でもSolarのアイコン的なサウンドとなるのが、ウィスパーズやダイナスティ、そしてこのシャラマー。元々、TV番組ソウル・トレインのダンサーズで組まれたチームでしたがアルバムを重ねるごとにメンバーも固定。その黄金期メンバーが激ウマ・シンガーのハワード・ヒューイットに、ムーン・ウォーク生みの親ジェフリー・ダニエルズ、紅一点で華のある美人シンガーであるジョディ・ワトリーです。
 4作目の本作は、リオン・シルヴァーズ・サウンドの代表作としても君臨する聴き応え満点の名作。初っ端の「Full Of Fire」からグルーヴィーなベースにクールなGカッティングをバックにハワード&ジョディがスムージーな歌唱で魅了します。このキャッチーな王道ブギー・サウンド、たまりまへんな〜。そして更なる興奮を呼び起こす「Attention To My Baby」は、ハワードの縦横無尽なレンジの広いヴォーカルが堪能しまくれる逸品。もう最高と言うしかないダンス・サウンドをがっつり提示です。70年代の残り香もするスロウ「Somewhere There's A Love」ではハワードの素晴らしいファルセット&地声の強靭なハイブリッド・ヴォーカルも響き渡ります。リオン・シルヴァーズお得意のファンク色も色濃く出た「Somethings Never Change」や「Make That Move」ではジョディの艶あるヴォーカルもピシッとグルーヴにハマります。ここらが真骨頂。そしてメロウ・ミディアムも代表曲となる「This Is For The Lover In You」が登場。ここでもハワードの素晴らしいヴォーカルが冴えまくり。この曲は90年代になってベイビーフェイス氏もナイス・カヴァーを披露してました。終盤は、こちらもどことなく70年代のしなやかなポップ・ディスコを感じさせる「Work It Out」を経て、ジェフリー・ダニエルズも存在感を示すファンク・バンド的なアプローチとなる「Pop Along Kid」でシャープな締めくくり。
「とにかくイイ曲だらけの、シャラマー代表作! 流石のリオン印です」
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2019.01
28
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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半世紀記念ということで、拡大盤も登場の通称“ホワイト・アルバム”。レコードの時はシリアル・ナンバー付きってことで有名でしたが、もっとも取っつきにくいアルバムでもありました。ひとことで言ってとっ散らかったアルバムというのが、子供の頃からの印象。実際、4人のソロ寄せ集めみたいなとこもあった2枚組。プロデューサーのジョージ・マーティンまでが「半分は駄作」とまで言い放ち、正直言うと自分も熱心に聴いていないアルバムです。でも、好きな曲もいっぱい入ってます。2018 Mixでは楽器の音がよりクリアになった感じで、なかなか聴き応えある作品集やったと再認識です。
 アルバムはR&R「Back in the U.S.S.R.」で勢いよくスタート。リンゴが仲違いで一時離脱してた3人での録音ですが、ビーチ・ボーイズ風コーラスも楽しい、ツカミ曲としても秀逸。この曲を始め、要所でポールが重要曲を主導していて、小学校時代のダンス曲として想い出深い「Ob-La-Di, Ob-La-Da」、フォークの古典とも言われるアコースティック・アルペジオの名演「Blackbird」、定番の誕生日ソングともなった「Birthday」、ヘヴィ・メタルの元祖と言われる「Helter Skelter」と才能を遺憾なく発揮。「Rocky Raccoon」や「I Will」のような、後のウィングスやソロで演るような牧歌的アプローチも今聴くと実に素晴らしい曲。恥ずかしながら再発見です。しかしながら、なんかやたら引っかかってくるのが、やっぱジョン主導の楽曲。何回も聴いてしまう「Dear Prudence」での、けったいな浮遊感。ひねくれた歌詞も素晴らしい「Glass Onion」、イントロの可朝風スパニッシュ・ギターからして強烈なヨーコさんも歌う「The Continuing Story of Bungalow Bill」。この辺は最高です。独特なブルージーさを醸し出す組曲風「Happiness Is A Warm Gun」、マハリシへの失望を歌った「Sexy Sadie」、シングル盤からはテンポ・ダウンした別テイク「Revolution 1」、シンプルながら魅了される「Cry Baby Cry」と、ジョン主導曲は聴き入ってしまう秀作が多いです。一方で、ジョージが泣きの大傑作「While My Guitar Gently Weeps」が登場するのも本作。エリック・クラプトンがGソロで参加したのも、あまりにも有名です。ホーンをフィーチャーした「Savoy Truffle」でもジョージは良い曲書いてます。リンゴは「Don't Pass Me By」で自身のカントリー趣味も披露。
今回のデラックス版では、事前に集まった“イーシャー”での各曲アコースティック・デモ仕様や、本編未収録曲も収録。そこには「Hey Jude」や「Across The Universe」、「Let It Be」なんかも出てきます。
「なんやかんや言うても、ビートルズのホワイト・アルバム。聴きどころは満載!」
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2019.01
19
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 新年気分もすっかり明け、すっかり日常モード。そして次男も無事、大学へ進路決定。あ〜早い、しかも金要る〜。気合い入れていかなあきません。ここは男の中の男、永ちゃんです。いよいよ本年、古希を迎えます。エンジニアのジム・アイザクソンとタッグを組んでいた頃の80年代前半、西海岸サウンドでバリバリの永ちゃん最後のアルバム。激傑作“PM9”をフェイヴァリットに挙げる人なら文句無しのグレイトなミュージシャン・サウンドが存分に味わえる作品。70年代後半のドゥービー・サウンドと同系譜にあるメロウで小粋な音が満開です。Gにアンドリュー・ゴールド、ジョン・マクフィー、Keyにマーク・ジョーダン等が起用されたカラッとアメリカンな永ちゃんワールドはやっぱ絶品。特に本作では名ドラマー、ジェフ・ポーカロが全編を叩いていて統一感も抜群です。
 さてサウンドもさることながら、楽曲のクオリティも異様に高いのがワーナー渡米期。作詞家のちあき哲也とのコンビネーションでの永ちゃんのソングライティングも冴えわたってます。1曲目の「Rock You High」からガッツ・ポーズの、センス溢れるAORテイストでシビれさせてくれます。そして本作最大の聴きどころと言い切りたいのがシングル曲「Misty」から「Why You...」とくるラグジュアリー感溢れたオトナの余裕を感じる流れ。前者はジェフ・ポーカロのハイハット・ワークもたまらん大人のロック・サウンドで、エレピ、クリーンなGサウンドに単音カッティングと今も古びることのないハイクオリティなミュージシャン・サウンドが絶品です。後者はパワフルなロック・サウンドで、シンプルなメロディながらインパクト抜群の厚いコーラスが加わったサビが気持ち良く響き渡ります。西海岸の青い空に突き抜ける、永ちゃんの男気あふれる歌声がマジたまりません。そしてホーン・セクションを効かしたR&Bシャッフル「グッド・タイム・チャーリー」はオールド・タイムな感触で、ソロ初期からもお得意のスタイル。メロウな「このまま…」の後は、またしても粋なミディアム「酔えないシャンペン」が登場。この辺のアプローチは、西海岸サウンドとのコラボでの最高の成果がじっくり味わえます。またトム・ジョンストンのいた頃のドゥービーズを彷彿させるワイルド系ロックンロール「M3/4」、“KAVACH”好きにも嬉しい渡米前の雰囲気を漂わす「せめてダンシング」と後半も聴かせます。ラストの「シーサイド#9001」は名曲“Last Christmas Eve”のシングルB面ともなったダンサブルでポップな佳曲。
「枯れた味わいを見せるには、まだまだ油ギッシュな永ちゃん。今年も頼んます!」
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2019.01
11
Category : Beat + R&R
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
kool solo



 日本が誇る老舗音楽フェス、ニューイヤー・ロック・フェスティバル。近年、色んなフェスが注目ですが、おそらく日本で最も長く続いているロック・フェスが内田裕也氏が取り仕切る年越しの本フェスです。裕也さんの健康状態もあって、継続か心配でしたが今回も無事開催です。80年代頃は出演バンドも多くて、マジで紅白に対抗しうる一大イベントやと感じてました。近年、関西はTV放映も無くWeb情報のみで想像するしかないですが、今回もファミリー中心に熱い連中が集結の模様。御大内田裕也はじめ、往年のメンバーも白竜、アナーキーの仲野茂と中村獅童が組んだ高樹町ミサイルズ、頭脳警察、陣内孝則のTH eROCKERS、キノコホテル、近田春夫らも登場し盛況やったみたいで嬉しいです。そして常連シーナ&ロケッツとして鮎川誠も君臨!なんとシーナのポジションにはルーシー・ミラーも登場ということです。こちらも紅白じゃないけど、次世代の融合もしながらずっと続けて欲しいです。
 そんなことでシーナ&ザ・ロケッツの中核、鮎川誠のファースト・ソロ。実際は81年日々谷野音にてシナロケの4thアルバム発売記念ライブの鮎川ヴォーカル曲を集めた編集盤です。とにかく鮎川誠の代名詞、ブラック・レスポール・カスタムが最高のサウンドで冴えまくる秀作ライブ。鮎川さんを聴くと、いつもレスポールが弾きたくなります。LP時代、ジャケットからして“かっこええなぁ”と惚れ惚れしたアルバム。発売当時のイメージはYMO一派のポップ・ロック・バンドってイメージでしたが、この辺からYMOとは距離を置き始め、ゴリゴリのR&Rバンドへ変貌していきます。て言っても、本来の姿に戻ったって感じ。イギリス人ライターのクリス・モズデルと組んで書かれた当時の最新曲「JUKEBOXER」や、スタジオ版よりワイルドさ50%上昇の「DEAD GUITAR」、こちらも4thからの新曲だった「KRAZY KOOL KAT」などシーナ&ロケッツの鮎川ヴォーカル曲を中心に、ラフでタフなR&Rを聴かせます。ボ・ディドリーな「どぶねずみ」はサンハウス時代の曲。リアルタイムではなかったので本作で知りました。シーナもガッツり絡むのが嬉しいポップでパンクな「I LOVE YOU」でぶっ飛ばした後は、本作のハイライトというべき2曲。めんたい国歌とでも言いたい傑作「Virus Capsule」に、素晴らしい疾走感で迫る「ブーン ブーン」とサンハウス時代の名曲を連投です。この辺は猛烈にカッコいいと言うしかなく、理屈抜きにロックの真髄を教えてくれます。チャンネル・グー収録の「GOOD LUCK」は、ニューウェーブな感覚も新鮮。ラストもサンハウスの爆弾「ぶちこわせ」で〆。まさにクールです。
「まだまだ紅白に負けるなNYRF! ずっと応援してまっせ。」
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