That's A Point / 上田正樹 * 1993 Pioneer

Man's World
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 “血の成せる技”、ずいぶん昔からこう言い続けて地に足のついた音楽活動を続ける上田正樹。今週、小倉智昭のTV番組に出て熱いパフォーマンスを披露。サウス時代の盟友、正木五郎も従えてルーファス・トーマス“Breakdown”やオーティスの“The Dock Of The Bay”なんかを演ってくれました。ソウル・ミュージックをルーツを持ち、関西人としての血も大事しているスタイルをいつものように熱っぽく語ってくれました。しかし、司会の小倉氏も言ってましたが結構多い関西弁が苦手な関東の人。なんか下品で乱暴に感じるみたいです。東京に標準語しか喋らない隠れ関西人が多いのも、その辺があるからかも。自分も東京の人と仲良くなって、それは実感しましたが、故郷の血は大事にしてほしいもんです。関西弁を音に取り入れた不朽の名作“ぼちぼちいこか”を作ったキー坊だからこそ、南部訛りの言葉を大事にしたオーティス・レディングへのリスペクトを語った場面も実に真実味がありました。番組で「自分なりのR&Bを演ります」と言って披露したのが93年のオリジナル曲「That's All I Wanna Do」。超久々に聴きましたが、これがまた素晴らしかった。還暦を過ぎたキー坊、不滅のソウルを実感です。
 そんなことで、その曲が入ったN.Y.録音の本作。ここでのテイクも、タワー・オブ・パワーにオーティス・レディングが加入したような激熱テイクで、80年代に付いた「バラード=上田正樹」のイメージを大幅に覆すグレイトな録音。ちょうどサウスの再結成“シンパイスナ、アンシンスナ”の後だったので、このソウル&ファンク回帰はちょっとした興奮でした。ホーン隊とチェスター・トンプソン彷彿のオルガンが肝のナイス・ファンクで、ライヴでは桑名の正ヤンとも歌ったりしてました。あともバイ・オール・ミーンズばりに90年代なりの音で、上手くサウンド構築してます。「It's Your Birthday,My Dear」、「The Bubbles Busted」や「The Girl In My Song」もモダンなアプローチが奏功の優秀作。東京録音のシングル曲「風が駆けぬける」もオーティスのDNAをしっかり感じるスロウです。
「90年代では一番の傑作。まだまだ熱い歌とステージ、頼んまっせ!」

That's All I Wanna Do


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

We're The Soul Girls! / Jeanne And The Darlings ・ The Charmels * 2012 Stax (Ace) | Home | Conquer The World / Various Artists * 2008 Philadelphia International

コメント

No title

ezeeさん、毎度っす。
かっこいいですね、これ。
キー坊自身も一時期はバラーディアーを演じていた感じがありましたけど、やっぱりソウル/ファンクがあいます。
ソロ初期の「東京エキスプレス」とか思い出しました。

2013/03/14 (Thu) 00:33 | goldenblue #- | URL | 編集
No title

★goldenblueさん
 まいどまいど。結構、サウス再結成以降は再び黒いアプローチ多いんですよね。TVでは、63才でまだ上を目指すキー坊に感銘しました!

2013/03/14 (Thu) 00:56 | ezee #- | URL | 編集

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