Change of Season / Daryl Hall & John Oates * 1990 Arista

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change of seasons



ちょっとしたホール&オーツ・ブームも去り、チャート的にはヘロヘロになってきた頃の力作。売れまくってた頃は少し気障な男前のキリンみたいな趣きのダリルでしたが、ライヴとかではチャイ・ライツの“Oh Girl”を演ったりなんかしてナイス・ソウルを教えてくれたのはありがたかった。歌声的にはよりソウルフルなジョン・オーツの声も聴けるデュオとしての活動がやっぱ魅力的です。90年代初っ端の本作では80年代のギラギラ感も抑えられ、アトランティック時代回帰とも思えるエエ作品でした。
 結構、起死回生的な感じでプロモーションされてた本作でしたが肩の力を抜いて録られた感じが好感度大。最初、カヴァーと知らずに気に入って、“どんだけ聴くねんっ”ってくらいリピートしたのが2曲目に鎮座する「Starting All Over Again」。極上カヴァーの見本みたいな素晴らしい仕上がり。WBCマエケン並みの好投です。大ヒット時代はダリルが唄う歌ばっかでしたが、ココではジョンと2人でパートを分け合うデュオ・スタイル。特にジョンのパートはゾクゾクするほど。あまりにも気に入ってしまいメル&ティムの元版レコードを買いに行った程です。スタックス後期の名曲の見事なカヴァーで、コレだけでも本作を聴く価値あり。そして、もうひとつの聴きどころといえば、間違いなくタイトル曲「Change Of Season」。ジョン・オーツのソング・ライティング力がビカビカに輝く逸品です。コチラもデュオ・スタイルの良さを明確に打ち出した傑作で、マンハッタンズにでもカヴァーして欲しいと思わせたグレイト・スロウ。秀作Abandoned Lanchonetteと地続きを感じさせます。他も、大ヒット時代のキャッチ―なメロディを感じる「Everywhere I Look」に「Give It Up」、小粋な「Halfway There」とミディアム~スロウ中心に上手さも光る良曲が随所に挿入。ジョン・ボン・ジョビもライターで加わった1stシングル「So Close」みたいな少しベタな曲もバランス良く収まってます。
「装飾を極力抑えたアレンジで本来の旨味を見せつけたコンビ芸。地味やけど長いこと、飽きません!」

Starting All Over Again


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Save The Children / The Intruders * 1973 Gamble | Home | Knife Feels Like Justice / Brian Setzer * 1986 EMI

コメント

No title

いやあ懐かしいですな~。
アコースティック色を少し出してシンプルなつくりにしたせいでボーカルが際立ってます。素晴らしいデュオだとあらためて思い直した一品でした。

2013/03/04 (Mon) 23:24 | 新神戸山脈 #pGdjjsNE | URL | 編集
No title

★新神戸山脈さん
 そういやコレ、お前も持っっとったな。Tチョーをトランクに放りこんだ、ホール&オーツ人間カーステが懐かしいな!

2013/03/06 (Wed) 22:58 | ezee #- | URL | 編集

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