Zapp / Zapp * 1980 Warner Bros

Funk
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 老舗ブランドの製品が支持され続けるように、素晴らしい伝統や技法はしっかり継承されなければなりません。歌舞伎の誰が言ったか忘れましたが、そこに革新もあって素晴らしき伝統となっていくのだと。J.B.からP-Funkと発展した優れたエンターテインメント“Funk”を80年代最良の形で受け継いだのがプリンスと、ロジャー率いるこのZapp。大学の時、黒音にどっぷり浸かっていく中、バンド仲間が“これ、最高やんけワレ~”とワメき散らしててすぐ貸してもらったのがZappでした。即効でハマっちゃいました。それから行った大阪での来日ライヴも激グレイトで“師匠”と崇める存在に。残念ながら90年代、射殺されちゃいましたが、その音はテディ・ライリー先生が受け継いでくれてました。最近ではT-Painがロボ声で注目でしたが、ちょっと軽薄だったのが残念。そんな事で伝統の味、80年モンです。
 何せマジで駄作無しのRoger&Zapp関連。とにかく衝撃的だったこの1st収録「More Bounce To The Ounce」。これに尽きます。オハイオ・プレイヤーズやP-Funkの肉感的要素をそのままに、トーク・ボックス経由のロボ声とハンド・クラップを武器に80'sファンク進化形を最良の形で提示してくれてます。シンセ・ベースやクールなロジャー自身のGカッティングも斬新ながら、基本にあるのはJ.B.とかと同質のワン・グルーヴ。ロジャー・ファンクの完成形がすでにココにあり、9分半みっちりファンクしてます。この曲に込められたファンクネスはEPMDや2Pac始め、アホほどサンプリングされてHip-Hop世代にも継承。他の曲は同郷オハイオ・プレイヤーズの影響も感じる70's ファンクの系譜にある音。チョッパーベースが主導する「Freedom」や、「Brand New Player」あたり正統派ファンク・バンドらしいクールなグルーヴでこれらもグレイト。そして後半のハイライトは何といっても“Come On”でお馴染みBobby Gloverのソウルフル・ヴォイス炸裂のメロウ・ナンバー「Be Alright」。カッコえ~。この曲を下敷きに激クールなD'Influence“I've Got My Mind Made Up”もUKソウル・シーンから生まれてます。ラストはロジャーお得意のライトなブルース「Coming Home」で軽快な〆。
「進化するテクノロジーも武器にして、伝統を進化させた偉人ロジャー! 快進撃の源はココですわ。」

Zapp - More Bounce To The Ounce


Zapp - Be Alright


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

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