Sunshine Of Your Love / Ella Fitzgerald * 1969 MPS

60's Soul
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  御存じジャズ・ヴォーカル、大御所中の大御所エラ・フィッツジェラルドのオバちゃん。どれとって聴いても、圧倒的な存在感でスウィングしまくる歌唱で楽しませてくれますが、こちらは円熟期69年のサンフランシスコ・ライヴ。これが超グレイトでシビれまくりの出来栄え。ジャズ一筋のファンは“なんじゃこれ”と怒ったかもしれん、ポピュラーヒットの取り上げ方ですが、名ライヴ“Mack the Knife”と比較しても遜色ないグレイトなパフォーマンス。コルトレーンやソニー・ロリンズの名作でも腕をふるった名ピアニスト、トミー・フラナガンが絶妙のサポートです。
 中身の目玉は、なんといってもオープニングでビッグ・バンド・アレンジで聴かすビートルズの名曲「Hey Jude」。もうこれでノックアウト確実です。スウィングしまくる演奏に、あんたしか出来まへんわと言っていい独特の節回し。2ヴァース目の“Hey,hey,hey,Hey Jude Don't be Afraid~♪”ってとこからの神業的エラ節の爆裂。何回聴いても鳥肌モンです。一時期コレばっかアホみたいに聴いて、オリジナルを忘れちゃう程でした。これぞソウルとも思える真っ黒けのフィーリングも天晴れ。ちなみに別盤でテンプスの“Get Ready”も演ってますが、コチラも凡庸のソウル・シンガーが一発で吹っ飛ぶ驚愕の出来です。これも必聴。そして何でも呑みこむシロナガスクジラみたいやと思った驚愕のクリーム・カヴァー「Sunshine Of Your Love」は、お遊びかなって感じ。上手すぎるけど。あとはバカラックの曲を演ったりしてて、ディオンヌやアレサでお馴染み「This Girl's in Love With You」、ムーヴィー・スタンダード「Watch What Happens」や「Give Me The Simple Life」も貫禄の域で聴かせます。ソニー・ロリンズのライヴでも有名な「Old Devil Moon」や「Don'cha Go 'Way Mad」なんかはピアノ・トリオ基調にしっとりキメてます。終盤も登場のバカラック曲「A House Is Not a Home」もコレ以上無いってくらい絶妙の抑揚でじっくり聴かせてくれます。“君がいなければ家なんか、ほんとの家じゃない”って歌詞にもグッときます。後半はスタンダード系主体ですが、最後の「Love You Madly」でも小粋にスウィング!
「しかし何回聴いても、凄まじきオリジナリティ。こんな人、なかなかいませんわ」

Hey Jude


テーマ: JAZZ | ジャンル: 音楽

Neither One of Us / Gladys Knight & the Pips * 1973 Soul | Home | Saturday Night At The Uptown / Various Artists * Atlantic 1964

コメント

No title

エラの「Hey Jude」、気に入りました。
良さそうなアルバムですね〜。
アナログなら安く買えそうだから、聴いてみようかなぁ。
待ってればそのうち再発されるかな。
しかし、「Get Ready」も最高っすね。

2013/06/22 (Sat) 19:12 | Okada #IyXRixCA | URL | 編集

ジャズはほとんどわからないんですけど
これはすごそうですねえ!
読んでて、聴きたい!って
すごく思いました(≧▽≦)。

ヘイ・ジュード、
すっごくいいですね!!!

2013/06/23 (Sun) 08:13 | 波野井露楠 #- | URL | 編集
No title

★okadaさん
 元歌のメロディの良さもあって、えらいことになってます。この「Hey Jude」。
国宝級の歌声に、感動ですわ!

2013/06/23 (Sun) 22:03 | ezee #- | URL | 編集
No title

★波野井露楠さん
 いや、もうジャズもへちまも無い域ですわ。驚嘆の歌です〜 カッコよすぎる、スウィングのお手本。聴きやすいジャズですね! 

2013/06/23 (Sun) 22:07 | ezee #- | URL | 編集

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