We're The Soul Girls! / Jeanne And The Darlings ・ The Charmels * 2012 Stax (Ace)

Atlantic, Stax
stax girls



 学生の頃、快挙!と話題になったスタックス&ヴォルト・シングル・ボックス。20年くらい前に出た、バイト代を注ぎ込んで即行で買った愛着あるブツでしたが、己のサザン・ソウル熱がグイグイ上がった危険なほどにグレイトなBOXでした。オーティスやサム&デイヴ以外にも魅力的な楽曲がアホほどあることを思い知らされたのは大収穫で、特にモータウンの専売特許みたいだった魅惑のガール・グループがスタックスにもおったってのも発見でした。そのボックスに入ってたシングルしか出せなかったグループがここに来てアルバムとしてまとめて聴けるようになりました。アトランティックのスウィート・インスピレーションズ同様、ゴスペル臭さがたまらん2つのグループにフォーカスしたこれまた快挙のマニアックな編集盤です。
 さて両グループ共に'60年代後半に著名なスタックス・シンガーのバック・コーラスを務めてた実力派。ヘイズ&ポーターの制作した楽曲中心に実に素晴らしいパフォーマンスに陽を当ててくれてます。最初に14曲並ぶのがJeanne And The Darlings。誰やねんそれ、って感じですが、オーティスの激傑作“I've Got Dreams To Remember”で印象的なコーラスをしてた人達です。BOXでも聴いてた1stシングル「How Can You Mistreat The One You Love」でファンキーな幕開け。たまらんサザン・バラード「That Man Of Mine」や、大ヒット“Soul Man”のアンサー・ソング「Soul Girl」と総じて好調。中でもとりわけグレイトなのがジョニー・テイラーのヒットで男を上げたドン・デイヴィス制作の「It's Unbelievable」に、ディープ・バラード「I Like What You're Doing To Me」あたり。69年の強力ミディアム「Standing In The Need Of Your Love」や、気持ちええコーラスがバシッとはまるアップ・テンポ「Singing About Love」も実力通りの高品質メンフィス・ソウル。不運だったとしか言いようのないクオリティの高い楽曲の数々に唖然とします。そして後半15曲のThe Charmels。何といっても「As Long As I've Got You」が有名な4人組。あのウータン・クランの金字塔“CREAM”の元ネタ曲としてヒップホップ・ファンにもお馴染みです。スタックスらしいリズムに可憐な声が映える「She Shell」や、ライチャスBrosの「You've Lost That Lovin' Feeling」あたりも上々。未発表だったクール・ファンク「Let's Exchange Hearts」、エラ・フィッツジェラルドの「A-Tisket, A-Tasket」の心地良い4声コーラス、とコチラも不発だったのが惜しまれる快心の出来。
「さすが老舗の漬けもん屋スタックス。みなええ味だしてまっせ~」

Jeanne & The Darlings “It's Unbelievable!”


Charmels "As Long As I've Got You"


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

More Hits by The Supremes / The Supremes * 1965 Motown | Home | That's A Point / 上田正樹 * 1993 Pioneer

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