The Show Must Go On / Sam Dees * 1975 Atlantic

Atlantic, Stax
The Show Must Go On



 アニーヴァーサリーにかこつけて、自分も仕事では老舗インポート・ブランドのイベントを結構やりまくってますが、エンド・ユーザーが喜ぶ企画がポンポン出てシーンが活性化するのは大歓迎です。アトランティックも50年、60年と何かしら周年企画があった中、今回の65周年はとりわけ凄い。日本・海外でも過去の名カタログが今迄になく入手しやすい状況になってますが、サザン・ソウルにシンパシーを感じるなら四の五の言わずに買おてまえ!と声を大にして言いたいのが、英ワーナーがリリースした“アトランティック・ソウル・レジェンズ”。20枚がポーンと箱に放りこんであるブツで、1枚あたり300円しない破格。こんなもんいつでも買えるわいって超定番から初CD化までランダムにチョイスされててソウル好きには持ってて損は無いブツとなってます。
 その中で、目玉と言えるのがアラバマの偉人、サム・ディーズのアトランティック作。以前から編集盤でパラパラ出てましたが、この形でのお目見えは配信以外では初。70年代ソウルにおいて、近鉄・仰木監督なみに絶大なる信頼がある黒幕的存在で、多くの名シンガーに名曲を送り込んできた人です。そして自らが打席に立っても、深みのある塩辛ヴォイスで素晴らしきディープ・ソウルを聴かせてくれます。それを如実に表したのが本作。以前、泣きの大傑作スロウ「Just Out Of My Reach」を聴いたときから、本作はマストやとずっと思ってました。この曲に限らずスロウは絶品で、フィリーのコーラス・グループが歌ってもハマりそうな「Worn Out Broken Heart」、最後に収められた「So Tired Up」と何れもが高水準。「What's It Gonna Be」なんかのリズムを効かせた曲もグレイトで、Hiの初期っぽい泥臭さで迫る「Claim Jumpin'」ではオーティス・クレイを彷彿させるディープな雄叫びも存分に拝めます。一方、70年代を感じるモダンでメロウな曲調も多く、ニューソウルの香りプンプンの「Child of the Streets」、メロウなタイトル曲「The Show Must Go On」や、軽快なタイロン・ディヴィス調「Come Back Strong」や「Good Guys」も申し分無し。包み込ような優しいトーン、絶妙のタイミングでの狂おしいシャウトと、最高のハスキー・ヴォイスが全編響き渡ります。
「70年代屈指のソングライターが放った数少ないアルバム。五臓六腑に染みわたる名作!」

Just Out Of My Reach


So Tied Up



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

The Stax・Volt Revue Volume 2 Live In Paris * 1967 Stax | Home | I've Got To Do A Little Bit Better / Joe Tex * 1966 Atlantic (Dial)

コメント

No title

ボックス買っちゃいました
ソウル聴くなら(手持ちのアルバムと)何枚カブッてようが買いですね
というか「〇枚もカブッてるんだけどねー」自慢ですね(笑)

2012/11/10 (Sat) 10:24 | col #dQJ7mEzU | URL | 編集
No title

ezeeさん、ご無沙汰です!
噂には聞いてました、Soulがかなり熱いと!!
本当に凄いっすね・・・ビックリです♪

2012/11/11 (Sun) 12:36 | リュウ #- | URL | 編集
No title

★Colさん
 結構、定番のものは昔聞いたものでカセットくらいしかなくて、半分以上はCD初入手でした。レンタルしたと思える太っ腹仕様に大満足ですわ~

2012/11/11 (Sun) 23:49 | ezee #- | URL | 編集
No title

★リュウさん
 いやホント、熱くなっちゃいますよ。
CDも叩き売り時代に突入っすね! いい音楽が手軽に聴けるのはエエことでんな~

2012/11/11 (Sun) 23:52 | ezee #- | URL | 編集

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