R&B Divas / Faith Evans * 2012 E one

10's Female R&B
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 知らん間に師匠も走りまくってますが、今年新作で聴いたのを振り返ってみると、ズバ抜けて良かったのがやっぱこの人、フェイス・エヴァンスを中心としたオムニバス形式の本作。普通のオーソドックスなR&Bに浸りたいって向きにフィットしまくる、何とも高品質なアルバムを送り込んでくれました。ダンス・ミュージックに特化した無機質なエレクトロ・タイプのR&BやHip Hopが幅をきかす昨今、オールド・ソウルや90's R&Bに慣れ親しんだ世代にも確実にヒットする黒音のエッセンスを最良の形で詰め込んだ、ナイス・ヴォーカル・アルバムです。
 中身はアメリカのTV番組“R&B Divas”の企画盤的な側面もあるようですが、聴く側にはそんなこと関係無しで楽しめる多彩なDivaがゲスト参加した豪華盤。1発目からステイプル・シンガーズ調の軽快な「Lovin' Me」の登場で胸が高鳴ります。ブラウン・ストーンのNicci GilbertからKeke Wyatt、ハスキーヴォイスが光るSyleena Johnson、上手さを見直したMonifah、そしてFaith嬢とこの上ない贅沢なヴォーカル・リレーで興奮必至。このメンツで壮大なバラード「SisterFriend」も収録。こちらも聴き応え抜群。コラボ系のとどめは何とシンディ・ローパーの86年大ヒット「True Colors」のKelly PriceFantasiaを迎えた激グレイト・カヴァー。原曲の良さを生かしたまま、3人のゴスペル・チックなハーモニーで感動劇場へと導いてくれます。ベストヒットUSA通過世代は感涙必至です。フェイス単独曲は4曲で、掛け値無しの絶品なのがスロウ「Tears Of Joy」に「Too High For Love」。大袈裟でなく前者はアレサのアトランティック時代、後者はチャカのソロ初期を間違いなく彷彿させます。オッサンの私も悶絶です。他アーティストも注目曲続出で、失礼ながらすっかり忘れた存在だったKeke Wyattのフォーキー・グルーヴ「Mr. Supafly」がバック・スクリーン・ホームランの素晴らしい出来。流麗に泳ぐような歌声がグッときます。一方、クールなアーバン・グルーヴでブラウン・ストーン時代を想起させるNicci Gilbertはお母ちゃんHelene "Mom" Gilbertと「Sometimes」を披露で、こちらも快心の出来。Syleena Johnsonが「Stonewall」、Monifahも「She's Me」と実力を充分に発揮するスロウで聴かせます。そして最後に鎮座するKelly Priceの「Jesus Loves」は圧巻と言うしかないゴスペル・スロウ。特筆すべきは各々の曲のクオリティの高さ。こういう上質作品を聴くと、流行りモンがえらいチープに聴こえちゃいます。
「本格派レディ・ソウル揃い踏みの豪華盤。フェイス嬢もポテンシャル最大限に発揮です~」

Lovin' Me - Faith Evans & R & B Divas (Theme Song)


True Colors - Faith Evans Feat Fantasia & Kelly Price


Faith Evans - Tears Of Joy


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

New Life / Monica * 2012 RCA | Home | Let's Get It On / Marvin Gaye * 1973 Motown

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