Dionne / Dionne Warwick * 1979 Arista

Groovy & Mellow
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 普段、AKBの文句を散々言っておきながら、同僚達に♪I Want You~と唄われてメロメロに。今週は騒がしい歌ばっか飲み会で聴いてるので家ではしっとり系です。上品なハスキー・ヴォイスとメロディアスなヒット曲の数々で長年エンターティナーの代名詞のように君臨するディオンヌのおばちゃん。ベタやな~って感じで敬遠する人も多いかもしれませんが、ベタな曲をクールに仕上げる喉力は天下一品。バート・バカラックと聞いて、真っ先に思い出すくらい名ソングライターの曲を完璧に歌いこなしてきた人です。70年代以降は色んな人とも組んでいて、どの時代も良質の作品が多し。一時のライオネル・リッチーとかと一緒で、ブラック・ミュージックの範疇で捉えるとあまりにもポピュラー寄りやないかいって向きもありますが、エエもんはエエのでつい聴いちゃいます。
 さて80年代にブラコン路線でええ曲連発のディオンヌがその布石として放ったのが本作。ブレーンとなったのはアレサ・フランクリンや、従姉妹のホイットニー・ヒューストンも手掛けたクライヴ・デイヴィス。スピナーズとかと組んだ70年代ワーナー期も良かったですが、より洗練されたアリスタ期もなかなかのもの。なんせプロデューサーが♪コ~パカバ~ナの色男バリー・マニロウ。名前だけで、もうええわって思われるかもしれませんが、ディオンヌの歌心を生かして、ブラコンにも通じる上質サウンドで仕上げてます。中でも素晴らしいのが、後にジョー・コッカーの“Up Where We Belong”やクラプトンの“Tears in Heaven”も書いたウィル・ジェニングスの「I'll Never Love This Way Again」。グラミー賞も獲った曲で本当にイイ曲。まさにベタなバラードながら、たまりまへん。セリーヌ・ディオンなんかが歌ったりすると押しつけがましくなりますが、ディオンヌの歌声は優しく耳に入ります。同じように美しいスロウが多く「Feeling Old Feelings」や「In Your Eyes」、「My Everlasting Love」、「All The Time」とくる後半のバラード攻めはたまらんところ。ディオンヌのスロウの上手さを満喫です。一方、アイザック・ヘイズ作の「Deja Vu」や、スピナーズっぽい「Who,What,When,Where,Why」なんかは充分黒っぽいで仕上がりでこちらも聴き応えあり。
「どれだけベタなバラードでも上品に聴かせるシンガー。荒れた胃にも効きそうです。」
I'll Never Love This Way Again



テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Brother to Brother / Gino Vannelli * 1978 A&M | Home | Royal Straight Flush Special / 沢田研二 * 1985 Polydor

コメント

ezeeさん 遅まきながら 明けましておめでとうございます。
歌の うまい家系で シシ・ヒューストンといい ホイットニーといい 素晴らしいですね!
おばちゃんには若い娘にはない おばちゃんの良さがあるのよ~





2013/01/10 (Thu) 21:21 | まり #- | URL | 編集
No title

★まりさん
 こちらこそ、どうぞ宜しく願います。
しかし、この家系、ほんま歌の上手い筋ですね。親戚の集まりも盛り上がりそうっすな。
でも、おばちゃんの良さは、分かってますよ~ 
やっぱ青すぎるのはダメです!

2013/01/10 (Thu) 23:30 | ezee #- | URL | 編集

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