Best Collection / 研ナオコ * 2008 Pony Canyon

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ken naoko



  たまに、どうしようもなく切ないスロウを聴きたくなります。普段R&Bやロックやと言っときながら、ふと聴きたくなる女々しいバラード。そんな時、この人でないとアカンって感じでチョイスするのが研ナオコの歌声。図書館で見っけてついお借りしちゃいました。カックラキン大放送(←古い)とかモノマネ番組でバラエティーの人のイメージですが、個性ある歌声は天下一品。声量とかテクニック云々ではなく、物哀しい表現をさせたら右に出るものがいないほど絶品やった人。やはり表現者としての研ナオコの素晴らしさは唯一無二です。特に中島みゆき作品との相性はバッチリで、この人の曲を歌ったら作者以上に完璧に表現してるんやないかと思わせる切ない歌唱で聴かせてくれます。
 そんな事で、長老・人生幸朗も研ナオコにツッコんでた時代の絶品バラード「かもめはかもめ」。なんべん聴いてもシビれます。徳永英明がなんぼ一生懸命歌ってもここまで感動できません。余談ですが、以前みんなで遊びに行った車中、ついコレをかけてしまい空気が真冬に、、、一人でじっくり聴きましょう! 他も中島みゆき作となる「窓ガラス」、「ひとりぽっちで踊らせて」、「あばよ」、「LA-LA-LA」など叶わぬ恋の切なさを泣きそうな声で歌う表現力は抜群で、抱きしめたくなるほどです。「わかれうた」、「ひとり上手」、「時代」なんかも歌ってて相性は抜群です。あと聴きどころは桑田佳祐作の「夏をあきらめて」や、小椋佳の「泣かせて」といった哀愁スロウ。研ナオコの歌唱あってこその逸品に仕上がってます。子供の頃の朝、おかんに“寝かせて~♪”と懇願してたのが懐かしいです! 今は核家族となり消費も音楽も細分化され、個別に好きな歌を聴く時代ですが、こういう普遍的にエエ歌が出にくい時代になったのは寂しいもんです。着メロとかヘチマだとかが商売になり、5秒間勝負のインスタント・ソングで音楽消費などもってのほかです。皆がエエと思える歌がまた出てきて欲しいもんです。
「決して色モンやと見過ごしてはいけない人。ロックやソウルでは決して聴けない哀愁歌唱は色褪せません」

かもめはかもめ



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

The Sweet Inspirations / The Sweet Inspirations * 1967 Atlantic | Home | 気分 / 憂歌団 * 1984 For Life

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