Boys & Girls / Alabama Shakes * 2012 ATO

Roots Rock
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  今年、待望のデビュー・アルバムを発表した驚愕の新人バンド、アラバマ・シェイクス。各方面で絶賛の嵐だったこのバンド、アデルを始め多数のプロ・ミュージシャンからファンを公言する人も続々出ている評判の4人組です。私も今年の初めに存在を知って“なんじゃ、こりゃ~”となりました。なんちゅうか、スワンプ・ロックのようであり、サザン・ソウル的でもあり、まぁ古き良き南部のエキスをこの2012年に最良の形で抽出してくれてます。その核となるのが、ギターを抱えて絶唱する黒人女性シンガー、ブリタニー・ハワード。とにかく、この人が猛烈に素晴らしい。エタ・ジェイムスやジャニスの再来とか言われて彼方此方で褒められてますが、ゴスペルチックでエモーショナルなヴォーカルは相当グレイトであながち大袈裟でもないです。ルース・ブラウンさえ感じさせます。高石太風に“ええで、ええで、ええでーっ”と叫びたくなります。
 さてこのデビュー・アルバム。レイドバックしたサウンドが心地良い「Hold On」でスタート。CCRにアーマ・トーマスが乱入したかのような耳を惹くサウンド。で、次の「I Found You」がまた強烈。“古いディープ・ソウルなんか探さんでもアタシが歌ったるわい,,まかしときなはれっ”とでも言ってるかのような凄まじきソウル魂が炸裂。とても20代前半の歌とは信じられません。「Hang Loose」でもプラウド・メアリーを想起させるアーシーな音がたまりません。バラードでもオーティス・レディングに捧いだような「You Ain't Alone」、オルガンをバックに激情ヴォーカルが冴えわたる「Heartbreaker」、名曲“For Your Precious Love”を彷彿させる「Boys & Girls」と何れもがサザン・ソウル・マナー。他も南部の香りプンプンの「Be Mine」、「I Ain't The Same」と劇的な名演が続きます。マッタリ感も心地いい「On Your Way」や、デラニー&ボニーっぽい「Pocket Change」、J.B.をも想起させる「Heavy Chevy」なんかギター・サウンドとR&Bヴォーカルの心地良き融合の連続。アーシーながら若さも感じる演奏も好感度高し。ほんま楽しみなバンドです。
「豚の生姜焼きをなんべん食べても美味いのと一緒。オーソドックスながら最高です!」

I Found You


Hold On





テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Knock On Wood / Eddie Floyd * 1967 Stax | Home | ルイジアンナ / Carol * 1973 Philips

コメント

No title

まさに大型新人って感じのバンドですね。
豪傑な佇まいのブリタニー、一目惚れならぬ一耳惚れしました。
ルーツをしっかり感じさせながらも、どこか今時な感じもあったりして、面白いバンドだと思います。
iPadでピアノ弾いてる動画もあったりして、時代を感じたり。
生で観てみたいです。

2012/09/07 (Fri) 00:09 | Okada #IyXRixCA | URL | 編集
No title

★okadaさん
 えらい渋い新人やなぁと思ってましたが、ブリタニーのインパクトは抜群でしたな! ぜひ息長く活動して欲しいです。
生で見たらエエ感じでしょうね~

2012/09/08 (Sat) 00:11 | ezee #- | URL | 編集

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