Them featuring Van Morrison / Them * 1985 London

60's UK Beat
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  ストーンズ初期のR&Bテイストにハマって、「もっと、こんなのちょーだいっ」てなった時期がありました。そこでハートにグッと来たのが、スペンサー・デイヴィス・グループアニマルズ、そしてこのゼム。どのグループもアメリカのR&B~ソウルの影響下、本場モンのカヴァーも含めソリッドなサウンドにモッズなファッションがクールなのが共通項です。(←ここがミソ) タイトなスーツや皮靴が似合う音がエエんですわ。そして肝となるのが、後にソロで大成するヴァン・モリソンのヴォーカル。新人らしからぬ浪曲師顔負けのダミ声です。エリック・バードンやスティーヴ・ウィンウッド同様、ブルー・アイド・ソウルの先駆けとなる黒い歌唱にシビれます。
 まず度肝を抜かされるのが65年の「Baby Please Don't Go」。ブルースのクラシック曲ながら、ファスト・テンポの切れ味抜群のアレンジに仕立て上げたのが歴史的偉業。ストーンズが“I Just Want to Make Love to You”をボ・ディドレー風に高速仕上げしたのと同じくらい素晴らしい。グイグイくるビートもさることながら、エゲツないだみ声で迫るヴァン・モリソンのVoはインパクト抜群。バート・バーンズ作のLuluカヴァー「Here Comes The Night」、R&Bシンガーのガーネット・ミムズのカヴァー「Half As Much」などR&B色の濃いものが、とにかくカッコいいです。ブルース系も、クラシック「Stormy Monday」や「The Story Of Them」と渋さ満開。ヴァン・モリソンが脱退直前の頃の66年「Richard Cory」はサイモン&ガーファンクルのカヴァー。ここらは純正オリジナル・アルバムでは未収録のシングル曲で、本作のようなベストで聴くのが最適。またヴァン・モリソン作のオリジナルも秀逸で、ドアーズはじめ後々に多くのカヴァーも産んだ名作「Gloria」、性急なビートで突き進む「Mystic Eyes」など実にクール。アイリッシュな旋律を感じる「My Lonely Sad Eyes」や、後のソロ作にも通じる「Hey Girl」、ボビー・ブランドの「Turn On Your Love Light」あたりもカッコいい仕上がりです。スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの傑作「I Put A Spell On You」や、ジョン・リー・フッカーの「Don't Look Back」にもトライしてます。なおレコーディングは、ジミー・ペイジ等の当時のスタジオ・ミュージシャンが参加しているようですが詳しくはよう知りません。
「アメリカの黒人音楽をよりスタイリッシュに仕上げたイギリスの60s。後の要人が続々登場です!」

Gloria


Here Comes The Night





テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

Under the Boardwalk / The Drifters * 1964 Atlantic | Home | Meaty Beaty Big and Bouncy / The Who * 1971 Polydor

コメント

No title

ezeeさん、Themはもうたまりませんな(笑)

何をやってもThem♪
Animalsと共にこの頃で好きなBandです!
(Stonesを除いて)

もち、愛聴盤です!

2012/08/04 (Sat) 10:30 | リュウ #- | URL | 編集
No title

★リュウさん
 いや、ホンマたまらんっすわ。この辺の音!
どのバンドも時代の勢いと熱さを感じます。センスいいですよね~ グロリア!

2012/08/05 (Sun) 22:02 | ezee イージー #- | URL | 編集

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