Tattoo You / The Rolling Stones * 1981 EMI


朝から何にも食わずに定期検診。バリウム飲んで情けない格好でグルグル台の上で回って、マジ最悪の気分で一日仕事です。うさ晴らしに“ちょっとアルコールでうがいして帰ろうっ”と誘おうとするも、皆察知してかそそくさ帰っちゃっう始末。フテくされてスーパーに寄るとストーンズ・ベロマークのビールもどきを発見!コレは買うしかないっと束で買ってテンション上がりまくりです。やるやんけ、サントリーって感じ。今日はストーンズ聴いて、飲むしかないってことで一気にゴキゲンさんです。(←小市民) ここは橋下市長に“コノ顔で雇っておくれやす!”と問いかけてみたいストーンズの刺青入り大傑作。しかも数年後に殆どボツ曲の寄せ集めであることもタネ明かしされたのに、当時2カ月以上に渡ってビルボード1位に居座った驚愕作。当時、最新のロックンロールと信じきってましたから。ほんま最高のペテン師集団です。そしてこのクオリティ。それもそのはず、個人的に最も好きな『Emotional Rescue』からのセッションが大半で、悪いワケがおまへん。
最も近作での殿堂入りストーンズ・クラシックと言っていい名曲「Start Me Up」から堂々の先頭打者ホームラン。2万回は聴いてますが、いまだにテンション上がります。今年のオリンピック・スポンサー「オメガ」もセンス良くCM使用してますが、ビル・ゲイツがウィンドウズ登場の頃にCM使用したのも間違いなく企業価値向上に貢献してます。そしてチュールル・コーラスが最高すぎるドライヴィング・ナンバー「Hang Fire」への怒涛の流れ。最高すぎます。この後も、けだるいグルーヴがたまらん「Slave」、キースのヘロヘロVo炸裂「Little T&A」、ウッディも曲作りに貢献のブルース「Black Limousine」と続く中、これまた昇天必至なのが数少ない純粋な新曲にして大傑作の「Neighbours」。こんなスカスカでカッコいいR&Rが他にあるでしょうか?ミックのワイルドな歌唱、チャーリーの入魂スネア、ウッディのロッキンなGソロ&ソニー・ロリンズのサックスと皆エエ仕事しすぎ。ポイントはネオロカを意識したと思われる(←当時ミック&キースはストレイ・キャッツを大絶賛してます)ショート・ディレイを効かせたサウンド・メイキング。シンプルな音構築が映えまくりで、ボブ・クリアマウンテンにも拍手です。そしてまた最高すぎるのがB面のクール極まりないストーンズ・ソウルの連打。ブラック&ブルー以降多用のミックの変態的ファルセットも爆裂です。カーティス・メイフィールド彷彿の「Worried About You」、ボビー・ウォーマック的メロディが絶品の「Tops」、ビル・ワイマン大貢献の「Heaven」、ロン・ウッドのソロ作にも通じる「No Use In Crying」、ソニー・ロリンズのサックスも激光りのレイドバックナンバー「Waiting On A Friend」と捨て曲無しの凄まじき内容。最初はA面、経験積んでB面と長年飽きなかった名盤でした。
「インチキでも結果出たら何でもエエやんと思わしてくれる1枚。見事に騙してくれた81年の新作!」
Start Me Up
Neighbours
Worried About You
リュウ