The New Boss / Joe Tex * 1965 Atlantic

Atlantic, Stax
joe tex2

 60年代の中盤から後半、スタックスを抱えて更に飛躍を遂げたアトランティック。しかしながら当時、配給権を持っていた重要レーベルは他にも存在です。それがナッシュビルのダイヤル・レーベルで、その筆頭シンガーと言えるのがジョー・テックス。特にアトランティック期は名作の連発で、得意の語りを交えたバラードにジャンプ・ナンバーと独特のハスキーヴォイスで、実に楽しませてくれます。
 さて人気急上昇だったアトランティック期ジョー・テックスの2枚目は基本的に地元ナッシュビル録音。これはヒット曲「I Want To (Do Everything For You)」が聴けるアルバムとして全体はソコソコながら価値ある一作。ゆったりとしたテンポの中、ダブル・ヴォーカルで歌われる御得意カントリー・テイストのサザン・ソウル。たいした盛り上がりもない曲なのに、なんとも素晴らしい魔力を持った曲。ジョーの優しいハスキー・ヴォイスが冴えわたります。他も注目曲多数で、ブルース・クラシックでアニマルズも演ってた冒頭の「C. C. Rider」ではリズムに乗って飛ばします。スタックスっぽいリズムの聴いたミディアム「Stop Look And Listen」、オールド・スタイルのバラード「For Your Love」と平均的な曲もありますが、「A Woman (Can Change A Man)」や、ゴスペルっぽい歌唱もグッとくる「Don't Make Your Children Pay」あたりは極上のサザン・ソウル・バラード。ココらもカントリーっぽいですがジョーの黒いヴォーカルと絶妙のバランスがたまらんです。素朴なアレンジと語り入りヴォーカルが渋い「Detroit City」や「Any Little Bit」も優しい癒し系でなかなか。そして前作収録のマッスル・ショールズ録音でのブレイク曲「Hold What You've Got」も商魂たくましく再収録です。
 なおCD版では1stと共にボートラでバラード4曲収録。ソロモン・バークの初期ヒット「Just Out Of Reach」、ジョニー・アダムスの「Release Me」から「Together Again」、「Make The World Go Away」と、まだまだ野暮ったいながらしっとり聴かせます。
「親和性の高いカントリー・ミュージックとソウルの融合を絶妙に体現した偉大なるシンガー。エエ声してます!」

I Want To



テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Abandoned Luncheonette / Dayrl Hall & John Oates * 1973 Atlamtic | Home | The Stax・Volt Revue Volume One Live In London * 1967 Stax

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