音系戯言

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The Stax・Volt Revue Volume One Live In London * 1967 Stax

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 ライヴ・アルバムというアイテムの存在感は最近はめっきり薄いですが、60~70年代は需要も多くあり数多の魅力あるライヴ盤がリリース。ソウル、ロック問わずスタジオ盤より荒っぽいながらも熱い演奏がパッケージされているのが、一番の魅力です。ソウル系でもサム・クックジェイムス・ブラウン、テンプテーションズと各々でマストと言っていい名録音が聴けますが、60年代のレーベル単位で開催されていたレビューと称されたライブも看板アーティストが入れ替わり登場し実にエキサイティング。モータウンアトランティックなどでもレーベル一座公演ライヴがあるように、アトランティック傘下期のスタックス/ヴォルトでもヨーロッパツアー盤が存在。ここではそのロンドン公演版をご紹介。
 まずはBooker T. & The MG'sのクール極まりない代表曲「Green Onions」で幕開け。モッズ御用達ともなった熱いオルガンがフィーチャーされた演奏の後は、メンフィス・ホーンズが加わったThe Mar-Keysとしてのダンス・ナンバー「Philly Dog」。以降は当時の看板シンガーが揃い踏みで、当時スタックスの層の厚さを感じ取れる流れ。ピート・シガーの名曲でソウル・シンガーも好んで取り上げる名曲「If I Had A Hammer」を唄うのはEddie Floyd。ちなみにEddieは、ドナルド・ダック・ダンの最期もMG'sの同僚スティーヴ・クロッパーと共に東京ブルーノートのステージで共演していたシンガー。代名詞のヒット「Knock On Wood」と共に収録です。有名な単独盤も必携なOtis Reddingはサム・クックのジャンプ「Shake」1曲で熱気を伝達。個人的に大好きなレディ・ソウルCarla Thomasはポール・マッカートニーの「Yesterday」でじっくり聴かせた後、チャーミングなリズム・ナンバー「B-A-B-Y」。泥臭いサザン・ソウルが多いスタックス曲の中で、洗練されたメロディが光ります。そして本作のトリ、Sam & Daveがダブル・ダイナマイトの異名に恥じない名演。ヘイズ&ポーターによる傑作3曲で、初期ヒット「I Take What I Want」から。泣きのバラード「When Something Is Wrong With My Baby」では最初の1節を歌ったところで拍手が巻き起こり“Thank You”と告げるとこがライヴっぽくエエ感じ。オーラスの代表曲「Hold On, I'm Coming」では観客も興奮の坩堝状態へ。60年代スタックスの勢いを体で丸ごと浴びれます。
「MG'sのシンプルかつ重量感ある演奏に、ヒートアップした歌唱。これぞソウルの醍醐味です!」
 

Booker T. & The MG's




Comments 2

まり

スタックス黄金時代のライブ盤聴きごたえありそうですね!
サザンソウルの熱いシャワーに ロンドンっ子も気持ち良かったはず!
ロックもソウルも花開いてましたね♪

2012-05-27 (Sun) 22:09 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★まりさん
 コノ頃はDVDやらも無かったでしょうから、動く生シンガーに興奮も一塩やったんでしょうね~
タイムマシンがあったら観てみたい!

2012-05-28 (Mon) 23:28 | EDIT | REPLY |   

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