Atlantic Unearthed Soul Sisters / Various Artists * 2006 Atlantic

Atlantic, Stax
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 アトランティックくらいの名門レーベルとなると著名なレディ・ソウルが多く、美味しいところはだいたい頂戴しましたっ、ごっつぁん!って感じでしたが、もっと美味しいトコありますよと女将が差し出したようなのがコレ。カニの甲羅の奥に詰まってる味噌が美味しいのと同じように、ほじくったらこんなに美味しいのが出てきましたって感じ。これはしっかり味わわなければなりません。60年代~70年代前半のソウル黄金期のカニ味噌集です。
 まず登場が女王Aretha Franklinによるシナトラの「My Way」。いかにも余りモンっぽい遊びのスタンダードかと思いきや、凄まじいアレサ仕様のゴスペル・ソウル。まずココで感動の万歳三唱間違い無しです。(もっと堪能したい人はコチラでアレンジ違いあり) そして優秀なアル・グリーン・カヴァーで名高いMargie Joseph。ここで聴けるのはテンプスの「It's Growing」の未発表で、ゆったりカヴァー。また子供の頃は“やかましいだけのオバハン”と思ってたパティ・ラベルの若き日の録音がまた絶品。それがPatti LaBelle & The Blue Belles「(1-2-3-4-5-6-7) Count The Days」。ボーっと聴いてたら失禁してしまうほどの胸キュンスロウでこれは大収穫。スワンプドッグことJerry Williams Jrのプロデューサーとしての初期仕事らしく、コノ人の株もさらに上昇です。またDee Dee SharpのAtco時代「My Best Friend's Man」も味わい深いスロウ。後のフィリー録音、同様に素晴らしき内容です。中盤も、ディオンヌ・ワーウィックの妹Dee Dee WarwickのAtco録音の未発表でフォンテラ・バス・カヴァー「Rescue Me」、Baby Washingtonの秀逸なモータウン・カヴァー「What Becomes Of The Brokenhearted」、どの時代もハズレ無しのIrma Thomasの涙腺直撃バラード「Full Time Woman」と聴き逃せない秀作の嵐。そしてアーマ・トーマス「Cheater Man」のEsther Phillips版や、アン・ヴォーグでお馴染「What A Man」の元歌のLaura Lee版もバシッと収録。後半の聴きモノ未発表はThe Sweet Inspirations「Ain't Nothing Gonna Change Me」で女声コーラスの素晴らしさを満喫。Bettye Swannの70年代「I Ain't That Easy To Lose」も意外といけます。こんな感じで、Doris Troy、Mary Wells、Judy Clay、Jackie Mooreと続々登場ですが、最後を締めるのはBarbara Lewisの「Thankful For What I Got」。大御所の68年作品で小粋に締めてくれます。さすがメジャーの底力。
「ディープなソウルファン以外にもお薦めの上質掘り出しモン。素晴らしきレディ・ソウル・ワールド!」

(1-2-3-4-5-6-7) Count The Days - Patti LaBelle & The Blue Belles


What Becomes Of The Brokenhearted - Baby Washington


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Slaughter's Big Rip-Off / James Brown * 1973 Polydol | Home | The Best Of Candi Staton / Candi Staton * 1995 Warner Bros

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