WB Soul Masters 1 / Various Artists * 1992 Warner Bros

Soul Compilation
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ちっとも有名じゃない人でも、上手くてイイ曲を演ってるシンガーは沢山おるって教えてくれたコンピ。近年ではKentやNumeroなんかがミッチリ掘り起こしてくれてますが、日本でも優秀なのが出てました。20代の頃、日本におけるソウル・ナビゲーター重鎮である鈴木啓志さん監修の下、ワーナーが素晴らしい仕事をしてくれたのが本作。メジャーなソウルを一通り聴いた頃に、「こんなんも聴きなはれ」というように出てきたので、すぐに買ったコンピです。
 アルバムはLou Raglandの軽快ダンサー「Since You Said You'd Be Mine」で始まりますが、当時は知る人ぞ知るシンガーでした。バラード「I Didn't Mean To Leave You」は衝撃の傑作で、大ヒットしてもおかしくない逸品。すでにコノ時点でガッツポーズです。そしてLoma レコードLukas Lollipopもグレイトなスロウ「Don't Hold On To Someone」もグレイトですが、こりゃエエわいっ思えたのがハスキー・ヴォイスのJerry Combs。汚い声ながら、何とも惹かれるシンガーで極上バラード「It Takes A Whole Lot Of Woman」、絶妙なミディアム「I Don't Want To Cry」と申し分無し。教えてくれてありがとう~って感じです。オーティスの「I Can't Turn You Loose」もテンポを速めてド迫力でキメてます。ジャニスの“Try”で知られるレディ・ソウルLorraine Ellisonはジミー・クリフの「Many Rivers To Cross」を収録。これは正直ソコソコ。そして本作の中では比較的有名なPaul Kellyは2曲。カントリー寄りの「Love Me Now」など優しく聴かせてくれます。またニューオリンズ系のシンガーで、そっち系のアルバムでも聴けるWillie Westはリズムの効いたミディアム「It's Been So Long」はじめ2曲聴かせてくれ、伸びのある声が心地良し。そして近年、決定版が出たフィル・スペクターの下で活躍したBobby Sheenはスムースな声が魅力。マスル・ショールズ録音で、「It Ain't Easy Being Your Fool」など3曲がココでは収録。フリー・ソウル隆盛以降、すっかり有名になったAlice Clarkも、これで初めて知りました。「Heaven's Will」での気持ち良すぎるハイレベルの歌唱はマジ絶品。最後のCarl Hallなる人もLoma系の人。美しいテナーと思いきや、気張った高音では激辛ヴォイスに変化する魅力的な声の持ち主。「You Don't Know Nothing About Love」といったバラードは絶品の出来です。
「日本のソウルファンのボトムアップに繋がった名コンピ。探求心旺盛な方は是非!」

Lou Ragland - I Didn't Mean To Leave You


Jerry Combs - I Don't Want To Cry


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

WB Soul Masters 2 / Various Artists * 1992 Warner Bros | Home | Knock On Wood / Eddie Floyd * 1967 Stax

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