Make It Funky (The Big Payback 1971-1975) / James Brown * 1996 Polydor

James Brown
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並のアーティストならエエ曲とされるようなトラックでもJBの場合、超ド級傑作がワンサカある為にショボイ曲に感じてしまう。そんな失礼な事さえ考えてしまうファンク期時系列リマスターシリーズ第3弾。しかしながら1枚目の70年代前半の歴史的傑作の山は、凡庸のファンク・バンドが束になってかかってきても秒殺できるハイ・クオリティなファンクでマストな作品で溢れかえっています。よってブーツィー等が去った後、バンマスFred Wesleyがしっかりファンクネスをハイレベルで保った70年代前半好調期の作品集といえます。
 まず1枚目は威勢よく「Escape-Ism」からスタート。強力ワン・グルーヴとラップ的な展開はオリジナル・ヒップホップともいえる魅力に満ち溢れています。続いてカウントから始まるヴァージョンの「Hot Pants」、待ってましたの完全12分版「Make It Funky」、緊張感溢れる大傑作「There It Is」(御大本人によるエレピソロも秀逸!)、更に黒光りした「Think」リメイクなどが収録。JB'sの演奏もCool極まりない名演で聴き所満載です。他にも長年ライブでも演奏され続けたヒット・ナンバー「Get On The Good Foot」や、スピード感満載の「I Got A Bag Of My Own」、「Make It Good To Yourself」なども名作ファンクといって差し支え無し。2枚目は'74年以降の曲群となり、さすがに失速感は否めませんが侮ること無かれ。特大ヒットとなったサンプリングされまくりの「The Payback」はじめ、クールダウンした展開も最高にカッコええファンク「Papa Don't Take No Mess」の14分完全版や、誰もが昇天必至の'71アポロ未発表ライブ「Hot Pants Final」等が収録。この辺りは、本時期ならではの味わいがあり格別です。自身の代表曲「I Feel Good」の焼き直しファンク濃度50%増量ヴァージョンも聴き応えあり。ただ他の諸作はJBにしては並のファンクが並ぶのは惜しいトコロです。
「おっさんのタダでは転ばん生き様を証明ですわ」

Papa Don't Take No Mess


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Emotional Rescue / The Rolling Stones * 1980 EMI | Home | Funk Power (1970 A Brand New Thang) / James Brown * 1996 polydor

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