A Night At The Village Vanguard / Sonny Rollins * 1957 Blue Note

Hard Bop
20110905171001124.jpg



 人間の肉声が最も魂を揺さぶる楽器だと思ってますが、たまに歌無しの音楽を聴きたいってこともあります。そんな時、体が自然に欲するのはアコースティックでクールなジャズ。正直、フリージャズくらいまでいくと耳がついていかず“なんじゃこりゃ”で全く受けつけませんが、50年台~60年代のブルーノート系の音源はカッコええ音で満載。個人的にはサックスやオルガンのリーダー作が好み。熟練された人間技とセンスが無いと成立しないジャズの火花散る名演が思いっきり聴けますが、本作の主役であるテナー・サックスのソニー・ロリンズによる全盛時の豪快なプレイが満喫できます。
 さてこの有名なヴィレッジ・ヴァンガードのライヴ盤。何とピアノレス。道標となる和音を奏でる楽器が無い中ながら、決してグダグダになること無くドラム&ベースをバックにブイブイ吹きまくってます。中でも本作の入手するきっかけともなったジャズ・スタンダードであるディジー・ガレスピー作品「A Night In Tunisia」はやっぱ何度聴いてもクール。数年後にデクスター・ゴードンでブルー・ノートで録られた演奏もグレイト極まりないですが、こちらの緊張感溢れるライヴ・テイクも最高です。カッコよくテーマを決めた後、ロリンズ氏の滑らかで自由奔放なアドリブ・プレイに突入していく一方で、ピート・ラロカの凄まじいドラミングも炸裂。これはシビれまっせ。また他もロリンズのスムーズなフレージングに、エルヴィン・ジョーンズがワイルドなドラミングで煽りまくる「Old Devil Moon」、ウィルバー・ウェアの渋いウッド・ベースが曲を支配する「Softly, As In A Morning Sunrise」の流れもなかなか。そして自作となる「Striver's Row」はエルヴィン・ジョーンズのシンバル・ワークも光り、時折まぜるロリンズの速いパッセージも効果的に決まります。グルーヴィな「Sonnymoon For Two」もスマートでセンス溢れるロリンズの音使いが聴き応えある逸品で実にスタイリッシュ。アルバムはリラックスしたスロウ「I Can't Get Started」で締め。なお、現在は2枚組でのコンプリート盤も存在で、ヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴの全容も聴けます。
「ジャズってカッコええやんと思える名ライヴ。サックス好きにはたまらん1枚。」

A Night In Tunisia




テーマ: JAZZ | ジャンル: 音楽

Godiego Great Best / ゴダイゴ * 1994 Columbia | Home | Undun / The Roots * 2011 Def Jam

コメント

おはようございます。
ジャズはまったくの初心者なのですが、やっぱりいいものはいいですねえ!

ロリンズ氏は1枚持ってます(^^;)。
今度また聴きますね(^^)。

2012/05/04 (Fri) 07:41 | 波野井露楠 #- | URL | 編集
No title

★波野井露楠さん
 まいどっす。ジャズは親父のレコードがやたら実家にあって有名盤が労せず聴けたのはラッキーでした。
なんのジャンルでもエエもんはよろしおす!

2012/05/07 (Mon) 01:11 | ezee #- | URL | 編集

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ