音系戯言

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Across 110th Street / Original Motion Picture Score * 1972 U.A.

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  評判だったラスト・ソウルマンことボビー・ウォマックの来日公演。仕事の都合がついた日にはソールド・アウトで涙をのみましたが、色んなリポートを読むと後悔しきりです。御年68才で体調不良もあり杖をついての登場で椅子に座ってのパフォーマンスのようでしたが、あの塩辛ディープヴォイスは健在だったようで会場も大盛上りだったとか。何とか回復して、もう1回でいいから来日して欲しいと切に願います。若き日のヴァレンティノス時代の“It's All Over Now”から歌い手としてもギタリストとしてもセンス抜群でほんと評価の高い人ですが、コンポーザーとしてもジョージ・ベンソンの“Breezin”やウィルソン・ピケット“I'm In Love”(←絶品中の絶品)の作者としてあまりにも有名。ロック系とも積極交流で、特にストーンズとは互いのアルバムに参加しあったりで見逃せない存在です。そんなボビーが70年代前半のブラック・シネマ全盛期にサントラとして発表した傑作がコレ。Hip Hop時代もサンプリングされまくった黒い音が満載です。
 まず映画のテーマ曲で、後年パム・グリアとサミュエル・L・ジャクソンのタランティーノ映画“ジャッキー・ブラウン”でもテーマに使われた超のつく名曲「Across 110th Street」でスタート。こんなに劇的で、ディープな名曲が他にあるんか?と思うBobby Womackの大傑作ナンバーです。ハード・ボイルドでファンキーなバック・トラックに緊張感溢れるストリングスが絶妙に絡みます。そして何より素晴らしいのがボビーの熱い歌唱。何回、聴いても震えます。これ聴くと敏腕刑事になった気分になり、止めている煙草にも火を付け首都高を大音量で聴きながらブッ飛ばしたくなります。ちなみにライヴでもオープニングで歌われたそうで、想像しただけでゾクっときます。またフォーキーなセルフ・カヴァー「If You Don't Want My Love」はロン・ウッドも後に取り上げたことで有名なスロウ。他にも男気溢れる「Do It Right」、リラックスした雰囲気の「Hang On In There」と聴きどころ多数です。かたや半分の曲のインストを演奏するのはジャズ・トロンボーン奏者J.J. Johnson。ビッグ・バンドで疾走感溢れる「Across 110th Street (Instrumental)」あたり、たまらん仕上がり。80年代前半までTV番組でも当たり前に活躍してたビッグバンド。いまやBGMもデスクトップ・ミュージック主体で味気ないですが、やっぱこういうクールな音は廃れてはいけません。ダン池田がボヤいて音楽界を追われたのも分からん気がせんでもないです。J.J.の方もエレピが光るファンキーな「Harlem Clavinette」、哀愁漂いまくりの「If You Don't Want My Love (Instrumental)」と充実トラックを提供です。
「後期高齢者にも達していない伝説のソウルマン、ボビー。まだまだ元気に稼いだってください!」

Across 110th Street



Comments 5

アズ

Do it right テンション上がります! 勢いで男湯と女湯の仕切りをなぎ倒してしまいそー(銭湯ネタ 申し訳ないっす 笑)です。

2012-03-05 (Mon) 18:42 | EDIT | REPLY |   

ezee イージー

No title

★アズさん
 いやホント、テンションあがります!こういった高揚感は生音ならではですね~
ところで銭湯いいっすね、私も家の風呂を無視してよく行ってましたヨ こちらもテンションあがります!

2012-03-06 (Tue) 22:51 | EDIT | REPLY |   

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No title

カッコいい~♪

この手の音を聴きながら
カウンターでスタンディングで飲みたいですね。

普通の立ち飲み屋でも可。

またいつかv-275

2012-03-07 (Wed) 00:53 | EDIT | REPLY |   

ezee イージー

No title

★?さん
 ん、、お名前が・・ まぁええか
飲みながらacross 110th Street!
テンション上がるね~ 立ちのみってのエエっすな!

2012-03-07 (Wed) 21:09 | EDIT | REPLY |   

めれんげkonomi

No Name

名なしのカウンター立ち飲み希望は
konomiでしたー

2012-03-07 (Wed) 22:34 | EDIT | REPLY |   

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