Let Me Up (I've Had Enough) / Tom Petty & The Heartbreakers * 1987 MCA

Roots Rock
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 1980年代半ばで10代も後半の頃、ストーンズも活動停止気味になり欲求不満でしたが、ちょっとその穴を埋めてくれたのがアメリカを代表するアーティスト、トム・ぺティ。すでに「Refugee」や「You Got Lucky」が自分の中ではお気に入り状態でしたが、この時期に微妙な雰囲気でヤバかったストーンズにエールを送るかの如くストーンズ調として光り輝いたのが「Jammin' Me」でした。もう問答無用のカッコ良さで充満されたR&Rです。この後で初のソロ作やトラヴェリング・ウィルベリーズで大ブレイクのトム・ぺティでしたが、ストーンズにも通じるダーティなR&Rを期待する向きにはやっぱりハートブレイカーズとの作品。トムとギターのMike Campbellの共同プロデュースで結構好き勝手にやった作品。武骨すぎたのかあまり売れてませんでしたが、ストーンズ・フリークには御馳走に感じた傑作と感じる曲を含んだアルバムでした。本日、移動の新幹線の中でも久々に聴いてました!
 冒頭で一発かましてくれた「Jammin' Me」はディランも作者に名を連ねたロッキンな傑作でズバ抜けてますが、他にもストレートなギター・バンド的な曲が結構聴けます。ブギーな感じがカッコいい「Think About Me」も途中ありますが、聴きどころは終盤。泥臭さ満開の「How Many More Days」から最後のタイトル・トラック「Let Me Up (I've Had Enough)」なんかも極めてストーンズがやる南部アプローチっぽくてエエ感じ。ただよく言うとクールですが、ちょっと淡白な曲もあって「The Damage You've Done」や「My Life/Your World」は典型。サビはカッコいいのに、80年代的アレンジがちょっとキツい「Runaway Trains」や、ちょっとイージーに仕上げたか?ってな「Ain't Love Strange」なんてのも混在。琴まで導入したトラディショナルなアコースティック・スタイルの「It'll All Work Out」あたりは和ませてくれます。ゆったりとした演奏の中で風格も感じる「All Mixed Up」や、ちょっとディランっぽくもある「A Self-Made Man」あたりは中々カッコよい展開。流石トム・ぺティって感じです。
「還暦を越した今もロックン・ロールし続ける素晴らしき人達。まだまだ頼んまっせ!」

Jammin' Me




テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

しんぐるこれくしょん / 堺正章 * 2004 Columbia | Home | Abandoned Luncheonette / Dayrl Hall & John Oates * 1973 Atlamtic

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