Legendary Weapons / Wu-Tang * 2011 ent.one

East Coast
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 不変のカンフースタイルで激動のシーンを生き抜いてきたヒップ・ホップ集団“ウータン・クラン”。ソロでは今年もレイクォンが気合の入った新作を届けてくれましたが、一向に新作が出ないのがウータン・クランとしての全員集合作品。でも文句は言いません。それはここ数年、周辺作品が素晴らしすぎるから。ブルックリンのソウル・バンド、レヴェレイションズをフィーチャーし好評だった前回の企画盤から、待望の続編として今年に登場したのが本作。ODBの亡き現在、なかなか集まることも少なくなったのか、前作から4年も本体結集がないのは寂しいですが、ココに来てスピンオフ企画のこの充実さは半端やないです。今回もカンフー・テイストばっちりにウータン主要メンバーが暴れまくってます。(未参加はGZAとマスターキラー) 音の感触はまさに激名作“Enter the Wu-Tang”そのもので、エグゼクティヴ・プロデューサーはもちろんRZA。で、90年代ヒップホップ通過ファンは涙モンの大傑作登場です。何度もガッツポーズしてしまう原点回帰のハードボイルドな音。本隊名義で出してもらっても、何の文句も無い賞賛すべき内容です。
 もうツカミから最高で、厨師Raekwon & 剃刀RZAのウー中枢2人がカッコよすぎる「Start The Show」、カンフーSEからGhostface Killahがローファイ・ビートでSean Price等も交えてバシッとキメる「Laced Cheeba」と続く流れは鳥肌モン。ん~、シビレる~ この変態的感覚・・たまりません! 前作で不参加だったMethod Manに、代打の切り札Cappadonnaも絶妙に絡む「Diesel Fluid」、再びGhostface Killah登場の「The Black Diamonds」ときた後のタイトル・トラック「Legendary Weapons」ではAZにM.O.P.と外部から大御所も参戦。得意のサザン・ソウル・テイスト「Never Feel This Pain」ではInspectah Deckも嬉しい参戦です。後半も、激渋のU-Godが切り込むCappadonna、RZAの他、現行ウータンの超重要ブレーンBronze Nazarethまでマイク・リレーに参加し武骨にキメる「225 Rounds」、本作の殊勲賞Ghostface KilahがクイーンズのAction Bronsonを迎え撃つ「Meteoh Hammer」など興奮の連続。あまり好調さに、あ~この音にODBがいたら、、とまで思ってしまいます。1stカットでRZAのラップも光る「Only The Rugged Survive」も文句無しですが、ウー信者は絶対にボートラ入り日本盤がマスト。さらにBronze Nazareth&RZA絡みの変態度の高いトラックが+4曲味わえます。演歌さえ感じる「Carpet Burns」、「The Fellowship」に「Scott Free」と満足度の高いRZAワールドがさらに爆裂。やっぱ、たまにウー印の音で心の中を掻き乱されるのは快感です。
「Will iamとかカニエがちゃんと時代を汲み取るのに、同じ事やってる最高のおバカさん達。やっぱこれやがな!」

Laced Cheeba


Carpet Burns




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Done By The Forces Of Nature / Jungle Brothers * 1989 Wea | Home | Pieces Of Me / Ledisi * 2011 Verve

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