Something About Faith / Faith Evans * 2010 Eone

10's Female R&B
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  間もなく新作リリースもされるフェイス・エヴァンス。当時、出てきたシンガーもすっかりどこにいったか分からん人も多い中、近年でも存在感を示してるのは実力あってのこと。2000年以降も大傑作だった4thやクリスマスアルバムなど、良作連発だったので久々だった本作は待望の1枚でした。2Pacとの抗争の中、射殺されたビギーの未亡人として知られるためか、ヒップ・ホップ・ソウルとして括られる事がいまだに多いですが、本来は自らソング・ライティングも手掛ける実力派レディソウル。シャーリー・マードック等にも影響を受けたゴスペル仕込みの歌い回しが強力な人。バッド・ボーイからの生き残りの中でも、しぶとく活動を続けて欲しいシンガーの一人です。
 そんな事でベテランの風格も出てきたフェイス嬢の一昨年の6枚目。冒頭のイントロから、スムージーなミッド・グルーヴ「I Still」の幕開けで思わずニンマリ。そして長年の付き合いとなるチャッキー・トンプソン制作の「Way You Move」はSnoop Doggも参加した安定感ある90's風ミッド。ジャジーに3拍子で決める「Real Things」、密かにドス黒いビートがクールな「Worth It」、1stカットだったスロウ「Gone Already」と長打はなくともコツコツ進塁してくれます。中盤は、Redmanも絡む四つ打ちビート「Party」や、ジャジーな「Your Lover」、Keyshia Coleとの歌姫共演「Can't Stay Away」など緩急つけつつ展開。マイケル・ワイコフをサンプリングした「Sunshine」はどうしてもジャネイを連想ですが、大注目なのがウータンのRaekwonを迎えた「Everyday Struggle」。なんとビギーの激傑作1stに収められてた同曲のフェイス版って感じです。そして充実の終盤。やはりこの人、サラーム・レミ制作の「The Love In Me」では、映画用のスコアをバシャついたビートをハメこみ独特のクールな世界観を構築。渋いです。オーソドックスながらフェイスの魅力が浮き彫りになるダンサー「Change」の後は、本編ラストのブルージー極まりないスロウ「Troubled World」。実力派Kelly Price & Jessica Reedyと共に濃厚な絡みを見せますが、i-tunes版などに収録の同曲の「Pt.2」では何とEstelle & Lil' Moという後輩レディ・ソウルとも共演。ボートラでの注目はオートチューン使用のまさに「Robot」。中毒性の高い、ロウ・ビートでFonzworth Bentley & Malik Pendletonも絡みます。
「飛び抜けた曲も無く4thを上回る事は無かったけど流石の安定感。熟女R&Bの筆頭です!」

Worth It


Everyday Struggle




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Get Closer / Michael Cooper * 1992 Reprise | Home | Pink Cloud / Pink Cloud * 1983 Vap

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