The Best Of Soul Train Live / Various Artists * 2011 Time Life

久々の連休ながら予定ツメ込みすぎであっちゅう間に終わった年末年始。仕事もまだヘロヘロ状態ですが、今年が平和であるように祈りつつ“Love & Happiness”でも聴いて本年スタート!ってことでコレです。ちょっとインチキくさいCDでしたが、好きなアーティストばっかなので購入。中身は伝説のTV番組ソウル・トレインのスタジオ・ライヴの抜粋。番組自体はさすがにリアルタイムでは見れませんでしたが、20代の頃にNHKで再放送やってたので毎回楽しみに観てました。ソウル系のアーティストはロック系と違って極端に映像量が少ないので、動いてる姿が見れるだけでも感動でしたが、基本番組は口パクなのは残念でした。ただ一部、大物アーティストに限っては生歌でのスタジオ・ライヴで興奮の熱い映像で、本作は勿論そこからの収録。昔のテレビ番組って感じのバランス悪い音ですが、各々の全盛時のパフォーマンスはなかなかの熱さです。
まずは宇宙人みたいな凄い衣装だったLaBelleの大ヒット「Lady Marmalade」と、ロッキン・ソウルでブレイクしてたIke & Tina Turnerの「Proud Mary」が登場。音だけでも大熱演がしっかり伝わってきます。激クールなBill Withers「Use Me」に続いては、毎回のJ.B'sとの激熱ライヴを繰り広げたJames Brown「Super Bad」が聴け興奮ですがフェイドアウト短縮収録は何とも残念。御大に関しては“Papa Don't Take No Mess”の時など、賞賛のパフォーマンスだったので別枠リマスターで出して欲しいトコロ。貴重なコラボはAretha Franklin & Smokey Robinsonでのモータウン・クラシック「Ooo Baby Baby」。ピアノをバックにしっとりデュエットです。かなりのテンポ・アップで荒目のThe Isley Brothers「That Lady」の後は、J.B.同様に番組で熱いライヴを多数披露したAl Green大先生。毎回、ハイのメンバーも連れてきていて“You Ought To Be With Me”や“L.O.V.E”と凄まじい番組ライヴ音源が存在しますがココは代表曲「Love And Happiness」が選出。レコードそのままに緻密な演奏を再現したTower Of Power「What Is Hip?」、愛の伝道師Barry White「Can't Get Enough Of Your Love, Babe」と大御所が続々登場です。Sly & The Family Stoneの熱演ファンク・メドレーと、90年代収録のStevie Wonderメドレーも終盤にありますが、シビれるのはHarold Melvin & The Blue Notes「Wake Up Everybody」。演奏はカラオケとはいえ、テディ・ぺンダーグラスの熱き歌にグッときます。映像付きの方がイイですが、手軽に音だけでも聴けるのも嬉しい企画モンでした。
「ってなことで憩いのひと時はやはり音楽。今年もボチボチいきまっさ~」
goldenblue