Livin'On The Fault Line / The Doobie Brothers * 1977 Warner

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 初期のトム・ジョンストン中心の泥臭いサウンドから、一時は洗練された音に方向転換をしながらも人気を保ち続けたドゥービー兄弟。これだけテイストが変わっちゃうと、人気急降下の低空飛行ってのがオチですがマイケル・マクドナルドのドゥービーはグラミーまで獲っちゃいます。これだけ曲が良くて、ちゃんとバット・シモンズも居るもんですから初期からのファンも文句が言えなかったのでしょう。個人的にはロッキンなドゥービーも好きですが、マイケル・マクドナルド信者でもありますので後期ドゥービーも大好物。前作の傑作“Takin' It To The Streets”と大ヒット“What A Fool Believes”の間の位置する本作は目立ちませんが良作である事は疑う余地なし。マイケルも山小屋のオッサンみたいな顔して、エエ歌唄いよるんですわ、これが。
 さて、よく地味やと評される中身。京都におる伝説の天ぷら職人みたいな名プロデューサー、テッド・テンプルマンがカラッとサクサクに揚げてます。まず70's ソウル・ファンならイントロだけで合格印をついてしまう「You're Made That Way」でスタート。魅惑のエレピ音やファンキーなリズム隊が無茶苦茶カッコええです。激渋ながらセンス抜群のアレンジで、バンドの充実を見せつけます。続く、パット・シモンズがHiのウィリー・ミッチェルと共作した「Echoes Of Love」はやや軽めながら、80'sのYazawaサウンドにも通じてます。しかし聴きどころはマイケルのシティ・ソウル的アプローチに尽きます。後にモータウン・カヴァーだけでアルバムを作っちゃった程、惚れこんでいるモータウン曲は今回マーヴィン・ゲイの「Little Darling」。ここらも楽しくて良いですが、オリジナルで数々のカヴァーを生んだ名曲「You Belong To Me」や「Nothin' But A Heartache」、「There's A Light」あたりのソウル寄りなアプローチはマジ絶品。ここらが本作の最大の魅力です。ベーシストのタイラン・ポーターが歌う「Need A Lady」に至ってはファンク期のテンプスのようなアプローチもあり実におもろい展開。他ではジノ・ヴァネリっぽいタイトル曲「Livin' On The Fault Line」や「Chinatown」などはフュージョン的なアプローチもあり。最後はオリジナル・メンバー、パット・シモンズによるフォーキーなインスト「Larry The Logger Two-Step」で僅かながらに初期の香りも残します。
「オーバーオールのジーンズから、ドレッシーなシャツまで着こなす器用な人等。この時期も魅力満載です!」

You're Made That Way


You Belong To Me




テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

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コメント

No title

お、ドゥービーや!

マクドナルドはハンバーガーも音楽も、
デリシャスやね(*´∀`*)

2011/11/24 (Thu) 11:21 | よっしー72 #- | URL | 編集
No title

★よっしー72さん
誰がそんな上手いこと言えゆうてまんねんな
大喜利や、ないんすっから

また先輩のお笑いBar復活祈願です!

2011/11/24 (Thu) 22:56 | ezee #- | URL | 編集
No title

ezeeさん、こんばんは。
これ、持ってました。高校生の頃、矢沢つながりで聴いてみたのだったかな、まだハードロックやパンクが大好きだった当時なのに、これはなんかいいなぁ、と気に入っていました。マイケル・マクドナルド、素敵です。
カセットテープがどっかにあったはず、探してみようっと。

2011/11/26 (Sat) 16:52 | goldenblue #- | URL | 編集
No title

★goldenblueさん
 私も後期ドゥービーがすんなり受け入れられたのは、永ちゃんのおかげかも。PM9やら最高でしたもんね。 
しかしマイケル・マクドナルド。センスの塊です!

2011/11/26 (Sat) 23:38 | ezee #- | URL | 編集

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