Hot Number / The Fabulous Thunderbirds * 1987 Epic

Roots Rock
hot rig

 ザクザク感がたまらんテキサス・ロックン・ロールをかましていたファビュラス・サンダーバーズ。ヴァーカル&ハープのキム・ウィルソンと、ギタリストでスティーヴ・レイ・ヴォーンの実兄であるジミ・ヴォーンが中心に70年代後半より登場。フェンダー・アンプのトレモロを効かしたジミーの独特のゴツゴツしたギター・サウンドは実にカッコよく癖になっちゃいます。男臭すぎて色気には欠けるキムの歌声は賛否ありますが、武骨で硬派なサウンドには合ってます。ちょっとしてジミーは脱退し、バンドはハゲちゃびんキムのソロみたいなりますが、この頃のアルバムはなかなかの秀作です。たまに思い出したように聴きますが、数曲は血が逆流するほどの名曲が入っていて今でも興奮します。
 さてこの頃のバンドはデイヴ・エドモンズがプロデュースしてた頃。ストレイ・キャッツの大ファンだったのでコレも聴こうと手に入れたのが本作でした。劇的にカッコええのが、何といっても冒頭の2曲。ホーン・セクションも導入したサム&デイヴ彷彿のメンフィス・ソウル・スタイル「Stand Back」から、ジミーのゴリゴリしたギターがインパクト抜群のテキサス印骨太ロック傑作でタイトル・トラック「Hot Number」への流れは鳥肌モンで史上最強のオープニング。J.ガイルズ・バンドも解散し、ストーンズも停滞気味、ロッドも腑抜けに感じてた80年代半ば。実に頼もしく思えたもんです。この2曲があまりにもカッコよいですが、他もなかなかの力作が入っていて聴き逃せません。サザン・ソウル的バラード「Wasted Tears」や、スタックス・ソウルの香りもプンプンする「Streets Of Gold」、「Sofa Circuit」と渋めながら中々の健闘。B級グルメ的な味わいがたまりません。王道ロック路線は「How To You Spell Love?」がZ.Z.トップあたりにも通じるワイルドな感触で好感触。しかしながら痛快なのはロック・パイル的オールド・スタイルのロックン・ロール炸裂の「It Comes To Me Naturally」や「Don't Bother Trying To Steal Her Love」の方でロカビリー・ファンも狂気乱舞の疾走感。キム・ウィルソンの渋いハープが存分に聴けるブルース「Love In Common」は良いアクセントになってます。最後はファッツ・ドミノ調のオールド・スタイルR&B「It Takes A Big Man To Cry」で実に渋い締め。
「ちょっと色気には欠けて大ブレイクとはならずとも、熱き男達には間違いなく受けるバンド。今も現役です!」
Stand Back


Hot Number




テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

Red Rose Speedway / Paul McCartney & Wings * 1973 MPL | Home | D'ERLANGER / 萩原健一 * 1982 bourbon

コメント

The Fabulous Thunderbirds は大好物です!スティービーよりジミー好きにはたまりません♪ジミーさん、ブルースギターにロッキンと言う魔法の粉がかかっているので、尚更ですよね!
パキパキの乾いた音出されると、土下座ものです(笑)

2011/09/28 (Wed) 08:02 | リュウ #EKsGaSlY | URL | 編集
No title

★リュウさん 
 そう、このパキパキでペキペキの音! 存在感あるテキサス魂が粋ですね。
曲もカッコいいし、音のバランスもツボ突いてきます。良いアルバムつくってました!

2011/09/28 (Wed) 22:35 | ezee #- | URL | 編集

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