Penny Ford / Penny Ford * 1993 Columbia

90's Female R&B
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 帯に書かれた“マライア・キャリーがコンポーザー参加”っていうだけで買った記憶があるペニー・フォード。まぁ、それくらいマライア嬢にはベタ惚れやったんですが、そんな事は関係無しに内容の良かったアルバムでした。一聴して実力派と分かるペニー嬢ですが、そもそも80年代ギャップ・バンドの妹分としてデビュー(←ヒデキの妹分の河合奈保子、銀蠅一家の岩井小百合みたいなもんか?)し、SOSバンドのVoとしても活躍。そしてスナップのVoとしてブレイクして本作の登場ってな具合でした。ともかくNJS以降の新R&Bは個人的には超ウェルカムな状態でしたので、本作もすんなりとお気に入りとなりました。
 中でも度肝を抜いたのが冒頭に登場となる'70sアレサのダンサブルなカヴァー「Daydreaming」で、出色の出来。グランド・ビート風にハネたビートをバックにゴスペルチックなペニー嬢のヴォーカルが冴えまくる、いきなりのハイライトです。例えるなら、台に座ってスロット廻して、いきなりオール7大当たりって感じの興奮です。続いてもゴスペルを感じさせるコーラス導入のスウィングR&B「I'll Be There」も同趣向でエエ感じ。J.B.のファンキー・プレジデントをサンプリングした「Nevertheless」はニュージャック系ファンクで今聴くと少し時代を感じますが、このハネ具合はなかなか。同じくアップではSharon Reddが登場する「Under Pressure」も強烈なハネもん系アップでたまりません。ミディアム系も地味ながら押さえた歌唱も光る「This Love」や、Tashanの優秀な同時期作品にも別ヴァージョンが収録された「Insane」と心地良い良作目白押しですが、中でもグルーヴィな「Father Time」は特に秀逸。ペニー嬢の良さが最大限に引き出されてます。ただ肝心のマライアが曲作り参加のコンテポラリー・ゴスペルみたいな「I Lose Control」は、どこにでもあるような普通の曲。なかなかのしょーもなさです。そしてテクニカルな歌唱を活かしたスロウも多く収録ですが、アップに比べて曲が弱いのが少し残念なところ。優等生なバラード「Wherever You Are Tonight」も、よく出来た作りなんですが、いっこもひっかかりません。それはアニタ・ベイカー風な「All I'll Be」も同じ。ちょっとオールド風な「Send For Me」が一番マシです。
「次のアルバムもチェックやな、と思ってたら一切音沙汰なし。ええ作品やってんけどなぁ」
Daydreaming




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Very Best of Ben E King / Ben E King * 1998 Rhino・Atlantic | Home | Passion / Regina Bell * 1993 Columbia

コメント

まいどっす!!

ペニー・フォード嬢 確かSOS Bandで
What's Wrong With Our Love Affair?を
デュエットしてはる歌い手はんですね
この曲 めちゃ好きですねん

2011/08/24 (Wed) 01:14 | ナルダン珈琲店主 #mQop/nM. | URL | 編集
No title

★ナルダン珈琲店主さん
 まいどです!
ところでSOSバンドは全盛時のアルバム参加やなかったから、ペニー嬢はライヴで歌ってたんかな・・
本作は大ブレイクに至らずでしたが、結構エエ歌あったんですわ~ 

2011/08/24 (Wed) 14:56 | ezee #- | URL | 編集

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