5-10-15-20-25-30 Years Of Love / The Presidents * 1970 Sussex

Vocal Groups
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 暑くなってくると心地ええのがファルセット・ヴォイス。エアコン我慢でビールにファルセットってのはなかなか地球に優しいかもしれません。アースのフィリップ・ベイリーに、エディ・ケンドリック、タイ・ハンター、プリンス殿下と気持ち良く突き抜けるハイ・トーンにはたまらんもんがありますが、ヴァン・マッコイ制作のこの3人組スウィート・ソウルも絶品。近年1曲追加してCD化&配信開始ってことでソウル秘境もすっかり開発が進み誰でも手が伸ばせるようになりました。素晴らしい事です。
 ポップでとっつきやすい曲調が多く、いいアルバムです。代表作となる名スロウ「5-10-15-20 (25-30 Years Of Love)」はヒットした代表曲。正直、この曲しか知りませんでしたが、やはりノーザンからスウィートの中間をゆく絶妙な味わいは美味というしかありません。琴線を刺激するメロディに加え、バックのアレンジも秀逸。ドラマティックな展開を助長するセンス良いリズム隊も注目です。全体としてもグループ・ソウルのお手本的な作品集で、充実した内容。次なる軽やかダンサー「Sweet Magic」や、粋な弦アレンジも光る「For You」もモータウンの影響も感じる佳作で心地良い展開。力んだ感じアレンジが鼻につくアップ「Fiddle De De」なんかはちょっと敬遠しちゃいますが、フィリー・ソウル風の「Why Are You So Good To Me」は平凡ながら充分に及第点。また甘茶ファン悶絶の「This Is My Dream World」はファルセット・ヴォイス大活躍の美メロスロウです。そして聴きモノなのがポップな「Triangle of Love」から、躍動感あるテナーヴォイスがカッコいい「Girl You Cheated On Me」の流れ。特に前者はタイトル曲と並んでキャッチーなメロディと共にグループ・ソウルの良さを満喫できます。「How Can You Say You're Leavin'」や「It's All Over」も一聴すると何てことない曲ながら、グッとくる裏声コーラスとセンス良いアレンジで気持ち良く聴けます。終盤のアップ「I'm Still Dancing」なんか今となってはベタすぎる感ありありですが、落ち着いた雰囲気でのスロウ「Gotta Keep Movin'」は地味ながら聴かせます。CDでオマケ収録の「The Sweetest Thing This Side Of Heaven」はプロデューサーのヴァン・マッコイが手掛けてたChris Bartleyなるシンガーの曲で耳馴染みの良いイイ曲。
「洗練されすぎず、イナたい雰囲気も味わい深いスウィート・ソウル。甘さの中にもコシがあります!」

「5-10-15-20 (25-30 Years Of Love)」



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

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コメント

タイトルが

やはりタイトルが長らく気になってました。
でリイシューされてたので買おうと思いつつ次点。
ただ、レビュー読んで欲しくなりましたよ。
アレンジ、全体良さそう。ちょいイメージ掴めました。

2012/08/07 (Tue) 08:09 | YO-SUKE #rhnWeAF2 | URL | 編集
No title

★YO-SUKEさん
 夢見心地にさせてくれるヴォーカル・ハーモニー! 結構な気持ち良さです。
ミソなのはバック・サウンドもグルーヴしてるってトコロ。良作です!

2012/08/07 (Tue) 23:58 | ezee #- | URL | 編集

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