Brother to Brother / Gino Vannelli * 1978 A&M

Groovy & Mellow
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  凝ったアレンジや緻密なグルーヴ、テンション・コードの多用で都会的なグルーヴを醸し出してくれたジノ・ヴァネリ。アイドル的で男前な面構えですが、音はメチャ本格派。初めてコノ人のアルバム聴いた時、「角松敏生のルーツってこの辺なんか」と思っちゃいました。スティーリー・ダンほどヒネくれ感も無く、凄い演奏なのに程よくPopなのが憎いです。AORの傑作として有名なアルバムですが、70'sソウルの名作として聴いても何となく納得できちゃう作品。ジャンルレスで人気があるのも納得です。
 さて中身。オッラーッ!とイカつくテクニカル・フュージョン的な部分に走るところも多々ありますが、一方では気持ちエエグルーヴが詰まった名作。ソウル視点で行くと最高すぎるのが2曲目「The River Must Flow」から不朽の名作「I Just Wanna Stop」への流れ。コレは何回、聴いてもシビれます。前者はファンク・バンド的なグルーヴながらパーカッシヴな面を強調したアレンジが秀逸すぎます。そして五つ星スロウの後者は全米4位まで上がったキラー・メロウ曲。弟のロス・ヴァネリが作曲で、何といっても女性コーラスも効いた美しすぎるサビが絶品。正直、聴くのはココばっか。またメロウ曲では「Wheels Of Life」もあって、ちょっと弱いですがAORの雰囲気はバッチリ。他も、アルバム・トップを飾る「Appaloosa」や「Love & Emotion」もなかなかの力作で、エッジの効いたグルーヴがカッコええです。ややハード・プログレ感もある中、名手カルロス・リオスのギターも存在感抜群。また深夜のミディアム・スロウみたいな趣きなのが「Feel Like Flying」と、ラストの「People I Belong To」。都会的センスが光るお洒落な曲です。特に、しっとりした曲調の中でもブリブリに自己主張しまくりのサウスポー・ベースを奏でるジミー・ハスリップが暴れまくる前者は聴き応えあり。一方、アップテンポで疾走するタイトル曲「Brother To Brother」あたりは展開も忙しないフュージョン感が満載。もうちょっとテンポ落としてじっくり演ってほしかったです。「The Evil Eye」はプログレ・ハード・ロック。スティーヴ・ルカサーがいちびった時のTOTOみたいな感じです。
「なかなかバラエティに富んだ力作。聴く曲はお好み次第って感じ。」
I just wanna stop




テーマ: アルバムレヴュー | ジャンル: 音楽

Flying Funk / Various Artists * 2003 RCA | Home | Dionne / Dionne Warwick * 1979 Arista

コメント

No title

ezeeさん、毎度です。
東京、えげつない雪だったみたいですね。商売あがったりやないですか。
ジノ・ヴァネリさん、興味あるのですが未聴です。
フェリックス・キャバリエを昨年購入、フランキー・ミラーとかAWBなどなど白人ソウルはスルーしてきている分興味津々。
ぼちぼち楽しんでいきまーす。

2013/01/15 (Tue) 23:50 | goldenblue #- | URL | 編集
No title

★goldenblueさん
 いやホント、降り出した頃は皆でウキウキ喜んどったのですがここまで降るとは。。今週から自分が仕掛けたメンズ・アクセサリーの立ち上がりも超心配です。
ジノ・ヴァネリはフランキー・ミラーとかより結構、洗練系ですわ。シャキっとした音が気持ち良いです!

2013/01/16 (Wed) 01:49 | ezee #- | URL | 編集

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