Living Single / Various Artists * 1997 Warner Bros

R&B Compilation
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大躍進だった90年代のR&B。サントラとかTVインスパイアとかヘチマとか言って新人のマーケティングなんかも兼ねて、やたらと出てたコンピレーション盤。“Above the Rim”のように構成もしっかりしていて優秀なタイトルも結構あって見逃せん存在でしたが、中には1曲、2曲の為にしょーもない他の曲まで抱き合わせで買わされる事もシバシバありました。本作はアメリカ・ドラマ“リビング・シングル”の挿入歌やインスパイアされた曲を集めたサントラ。これがナカナカ侮れない内容でたちが悪いです。
 まずメジャー組としてはHip Hop界の大御所Queen Latifaのラップ曲「Ladies Night Out」が登場。最近は歌う方にもっぱらシフトしちゃってますが90年代はまだ熱くラップしてます。ファンキー・フォー・ジャマイカを下敷きにラップするラティファ嬢が力強くカッコいいです。続いては、もっさりした声のウェッサイ系Bo-Shed「Come On In」、1st収録曲をリミックスしYo-Yo And Nonchalantをフィーチャーした元ファミリー・スタンドSandra St. Victor「Chocolate (Remix)」、キャメオ曲を下敷きにした無名女性ラッパーNadanuf「Single Life」とファンキー・テイスト溢れる良曲収録。でも、やはり聴きどころはビッグ・ネーム登場の中盤。圧倒的存在感を示すのが大御所Chaka Khanの「Pain」。プリンスのペンによるコノ曲は後期ルーファスっぽくスイングする力作。また、今もソロで活躍のKandi嬢の熱唱が光りまくるXscape「How Do You Love Someone」も絶妙スロウ。かなりイケてます。トニーズのDwayne Wigginsのシタールが効いたまったりスロウ「1-4-3(Strawberry)」に続いては、最大のハイライトとなるEric Benet feat. Borey Jonesによるスティーヴィー・カヴァー「Superwoman」。こちらはジョージ・デュークのアレンジも素晴らしい逸品です。パフィお得意の超大ネタのパトリース・ラッシェン使用のNonchalantのアルバム曲リミックス「Until The Day」はFaith Evansを歌でフィーチャー。安易ながら気持ちエエ仕上がりは流石。ネタ的にはクレイグ・マックの大ヒット流用のEsaga feat. Pamela Bryantの「Don't Waste My Time」もナカナカ。終盤の注目は、イマチュアでお馴染みクリス・ストークスが手掛けた女性シンガーK-Ballの「All Of Me」でアコギが気持ちエエ佳曲。信頼バッチシのD-インフルエンス手掛けるShola Ama嬢デビュー時の「You Might Need Somebody」もアダルトなグルーヴで◎。最後はChris Gaddy & Pamela Bryantという無名の男女二人が登場で、たいそうなバラード。残念ながら、上手いんですが曲はイマイチな締めでした。
「大御所がキチンと仕事をしたアルバム。安易ながら大ネタ流用も楽しめる優秀コンピです」

Eric Benet feat. Borey Jones 「Superwoman」


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

The Singles Volume five 1967-1969 / James Brown * 2007 Hip-O | Home | Self Portrait / Lalah Hathaway * 2008 Stax

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