Rock'n' Roll Party / Jeff Beck * 2011 Atco

Rock'n Roll + Rocabilly
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 かねてからロックンロール・ファンであることを公言し、ジーン・ヴィンセントのトリビュートアルバムまで制作したスーパー・ギタリスト・ジェフ。今年は何ともカッコええロックン・ロール・ライヴ・アルバムを届けてくれました。しかしジーン・ヴィンセントと演ってたクリフ・ギャラップといい、リッキー・ネルソンとのジェームス・バートン、エルヴィスとのスコッティ・ムーアとロックン・ロール初期には、ほんとクールなプレイをする人が多い。当然、少年だったジェフも良い影響を受けセンス抜群。今回は更にその先輩格でエレクトリック・ギターの父レス・ポール&メリー・フォードのトリビュートでもあります。今回出たライヴは余興みたいなもんと思いきや、メチャメチャ内容的にも素晴らしいブツ。いろいろ断片的に見たり聴いたりしてましたが、あまりに良いのでタワレコで出会ってつい買っちゃいました。
 もちろんアルバムは全編、50'sテイストのロックンロールやR&Bで占められていて“その筋”が好きな人は間違いなく大満足。礼儀正しいジェフはここらの曲には自分流儀の新アレンジなどは持ち込みません。あくまでオリジナルに敬意な演奏に好感です。映像版DVDがほぼ全編押さえてますが、ここは若干曲数減ながら気軽に聴けるCD版です。Darrel Higham(Big Town Boys)との強烈ロカビリーがまず登場。お得意ジーン・ヴィンセントの「Double Talkin' Baby」、「Cruisin'」に、ヤードバーズ時代も演ってたジョニー・バーネット「Train Kept A Rollin'」とリヴァーヴ全開でブッ飛ばします。そして今作の色を決定づける艶っぽいヴォーカルで魅了するImelda May嬢が登場。名曲「How High The Moon」からレス・ポール特集でジャジーにスィングしてくれます。「Sitting On Top Of The World」、「Bye Bye Blues」、「The World Is Waiting For The Sunrise」あたり心地良さ満開。惚れ惚れする声でジェフのギターとも張り合ってます。後半はホーンもフィーチャーした「Peter Gunn」や「Rockin' Is Our Bizness」も登場で楽しさ上昇。そしてサント&ジョニーのインストなどを挟みハイライトへ。何とGary U.S. Bondsが登場しヒット曲「New Orleans」を熱唱。会場もヒートアップです。イメルダ嬢のシャングリラズ、ワイノナ・カー曲の後には、Mr.ロカビリーBrian Setzerも登場で大興奮。曲も18番エディ・コクラン「Twenty Flight Rock」で、ストレイ・キャッツ時代と変わらぬ素晴らしいギターも披露してくれます。さらにボートラではリトル・リチャード「The Girl Can't Help It」、ビル・ヘイリー「Rock Around The Clock」も収録。今やDTM全盛でこういうアナログな音は滅びゆくのかと悲観しておりましたが、新作でこういう温故知新な音を届けられると何だかホッとします。
「スターサイクルにピープル・ゲット・レディ、そしてロカビリーと何やってもカッコええジェフ。脱帽です!」

Jeff Beck with Brian Setzer-20 Flight Rock




テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

The Nightfly / Donald Fagen * 1982 Warner bros | Home | There and Back / Jeff Beck * 1980 Epic

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