Highway / Free * 1970 Island

Roots Rock
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 一応、音楽ファンとして“名曲と云われるモンはひと通り聴いたるぞっ”と思って今迄なんやかんや聴いてきましたが、受け入れられん曲も勿論あります。なんぼ“これはええっ”て言われても趣味嗜好によって感じ方は千差万別なのはやむなし。告白すると各方面で絶賛されるクリームの“White Room”や、ファンカデリックの“Maggot Brain”とか、一回もエエと思えず。最初はそんな1曲だったのが、フリーの代表曲“All Right Now”。何回聴いてもどこが聴きどころなのかサッパリわからんアホみたいな曲やと思ってました。ついでに言うならバッド・カンパニーの“Can't Get Enough”なんかもそうでした。しかしながらFreeの良さが分からんのも悔しいので、高校の時に買ったのが「My Brother Jake」が1曲目のベスト盤LP。まさに衝撃の1曲でした。この曲のおかげでフリーへの接し方が180度転換、一発お気に入りに。抑揚の効いたソウルフルな歌唱スタイルにベタ惚れとなりました。初期のブルース・バンド然とした音から、鍵盤も積極的に多用しアメリカ南部テイストも導入したスタイルは同時期に活躍したフェイセズなんかにも明らかに刺激を与えたであろう音。
 さて、このHighway現行CD。個人的にフリー史上最高の曲と確信しているシングル曲「My Brother Jake」を追加収録していて商品価値向上です。フリーをフリーたらしめるアンディ・フレイザーの劇的に素晴らしいベース・プレイも絶頂といっていいグレイトなものが聴けます。最近ではSuperflyもセンスよくカヴァーです。実はこの後期フリーの音、The Bandの影響がメチャ大きかったそう。実際、当時のメンバーもThe Band“Music From Big Pink”は聴きまくってたそうで、ポール・ロジャースが実際The Bandと交流したら凄いモノが出来てたんちゃうかとか色々妄想してしまいます。ボートラのシングル曲ながら断然これが1等賞です。B面曲「Only My Soul」もナカナカの佳作です。そして本編ド頭の「The Highway Song」は、いきなりスワンプ調で実にエエ感じ。ピアノが入ってポール・ロジャースの歌も彩り豊かな感じに。そしてブルース・ロックとして絶品なのが名曲「The Stealer」。じわじわ迫るリフが印象的な曲で、これはフェイセズもBBCライヴでカヴァーしてました。ココでもアンディ・フレイザーはドラムとの間を活かした、ある意味無茶苦茶ファンキーなベースを決めまくってます。また、こちらも極めてThe Band的なのが、オルガンが絶妙な「On My Way」、ファンキーなうねりが気持ち良い「Ride on a Pony」。ここらの曲が入ってるのも本作がポイントの高い所以。アコースティックで決める「Bodie」なんかもじっくり聴けて良い曲です。ただ名曲と言われる「Be My Friend」もイマイチ良さが理解できず。ブルージーで渋い曲ですがそれまで。地味な「Sunny Day」や「Love You So」なんかはたまに聴くとエエ感じ。他にはオマケで収録曲のBBCセッションやシングル・テイクなんかも入って15曲。
「ポール・ロジャースの絶品ヴォーカルが堪能できる1枚。二十歳そこそこでコノ音を出したとは渋すぎ!」

MY BROTHER JAKE


The Stealer


Ride on a Pony






テーマ: 70年代洋楽 | ジャンル: 音楽

Soul Explosion / Various Artists * 1969 Stax | Home | Five Guys Walk into a Bar... / Faces * 2004 Wea・Rhino

コメント

まいど

おお~っ!!フリーや、ないですか
英国独特の陰りを含む泣きの音色にRockを感じます
特に アンディ・フレイザー ボトム効きまくりの
ベース・リフ ソウルフルで、よろしおますな

2011/07/30 (Sat) 23:35 | ナルダン珈琲店主 #mQop/nM. | URL | 編集
No title

★ナルダン珈琲店主さん
 アンディ・フレイザーってのは肝ですな。
バンドの良さが分かるまで時間かかっちゃいましたが・・・  ええバンドです!

2011/07/31 (Sun) 01:30 | ezee #- | URL | 編集

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