Gospel To My Soul / Sam Cooke with The Soul Stirrers * 1998 Specialty・P-Vine Non Stop

50's Pioneers
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 震災が大きな傷跡を残し、諸行無常を痛切に感じる日々。偽善はイヤなのでありきたりの事は記しませんが、娯楽や芸術ってのは普通の日常があってこそ楽しめるモンやと再認識です。首都圏は小さな余震もまだ続くとはいえ被災の中心地から比べれば全然普通の生活ですが、なんか空気が重いのは事実。何もできないなら義援金だけは出す、で無関心はダメですがエラそうな意見や間違った憶測は控えるってことも大事です。残った人の日常が戻るのが大切な中、不謹慎って言葉のもと経済活動が停滞するのだけは大きな懸念です。地元の建設業からどんどん復興して欲しいです。まぁ、とにかくこんな時に限って無宗教のクセに突然「神様!」って言ってみたくなりますが、窮地に陥ると人間そんなもんです。なので、あんまりフザけた歌聴くよりゴスペル聴いてるほうが何となくしっくりきます。沈滞ムードが続くのもどうかと思いますので、淡々といきます。
 不世出のシンガー“サム・クック”が世俗音楽に踏み出す前に所属していたゴスペル・グループ、ソウル・スターラーズの録音。1950年代のゴスペル時代の録音はオーバーダブを施したモノもあって、色んな形でまとめられてますが本作はオリジナル録音中心に良作を上手くまとめあげてます。ただし拘りの冒頭は、サムの生前未発表だった「The Last Mile Of The Way」と渋い構成。生前ゴスペル期は男性カルテットで武骨に歌ったものでしたが、大人数のクワイア(ミリオネアーズ)をオーバーダブした形でリリースされたもの。こういったバックで歌うサムも感動的です。前半は51年のサム20才の初々しい録音中心。サムが全てリードを取る「Jesus Gave Me Water」や「I'm On The Firing Line」あたり後年の説得力に迫るものがすでに感じとれます。一方、サムと共にポール・フォスターが渋い喉を聴かす「I'm Gonna Build On That Shore」、「Let Me Go Home」なんかもグループの魅力をしっかり引き出します。ポールが出だしから引っ張る「Someday, Somewhere」あたり実に熱いです。53年以降の録音はドラムに加え、ピアノも重ねられ彩り豊かになりますがゴスペル・カルテットの本質は変わらず。相変わらず素晴らしいポール&サムのWリードが冴える「He'll Welcome Me」や「He's My Guide (Take 4)」、名門カルテット“センセーショナル・ナイチンゲールズ”のジュリアス・チークス(←サムをハード・シャウターとしての素質を見抜き指南したと言われる人)とサムの熱いゴスペル共演が聴ける「All Right Now (Take 2)」、名盤の誉れ高いゴスペル・スターズ・イン・コンサート収録の伝説のパフォーマンス「Nearer To Thee」の8分以上に渡る激熱のパフォーマンスも収録で必聴です。そして最後はスペシャルティ後期のPopソング「Happy In Love」で粋な締め。
「しばらく聴いてなかったゴスペル。優しくも力強い歌声で鼓舞してくれます。」

He's My Guide


NEARER TO THEE (Live)


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Shaved Fish / John Lennon & Plastic Ono Band * 1976 EMI | Home | E=MC2 / Mariah Carey * 2008 Island

コメント

ゴスペルもいいですね!

ezeeさん 大丈夫でしたか? こないだ京都御苑行きましたが地震があったなんて嘘のように平和で静かでした。
計画停電などでデパートもかなりの打撃を被ってますが ゴスペルパワーで乗り切るのもいいですね!
サム・クックが別人のように生き生きと力強くなるのが魅力ですよね!

2011/03/23 (Wed) 20:51 | まり #- | URL | 編集
No title

★まりさん
 まいど、おいど。5日ほど前、関西に束の間帰郷しましたが「対岸の火事」状態でしたね。でも、そらぁしゃーないです。今日は結構、廻りの人達も水道水回避状態ですが、私は一切気にせずがぶ飲みして生きてます~ 
なんせ、正木五郎やないですが日本全国「儲かって笑たろかいっ」って日々復活祈願ですわ

2011/03/24 (Thu) 22:13 | ezee #- | URL | 編集

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