Smooth Is The Way / Around The Way * 1993 Atlantic

90's Female R&B
around way

  早めに取った夏休みもいよいよ終りを迎え、再び激流に立ち向かう日々へ。景気づけというか自分を鼓舞する元気印R&Bです。サンプリングといったミュージシャンからしたら邪道・禁じ手ともとれる過去の音源再構築の手法を新鮮に活用し発展してきたHip HopやR&B。普通に考えたら過去音の二次利用など、ノータリンで横着モンのやる愚かなことって最初は思ったりしましたが、すぐに改心。その頃、Isleysの“between The Sheets”やら、J.B.の“Hot Pants”やらをサンプルしまくったセンスの良い再構築は、時に“本家の音よりカッコええんちゃうか”とまで思わせたサンプリングのセンスに溢れたものも登場。そしてオリジナルの音源や演奏者にも、しっかりした再評価がなされるってのはエエ事でした。そんな事で90年代前半のサンプリング文化最盛期に見事なホームランを放ったのがこのハネもん系R&B3人組。関西での粉もんと同様、今も黒音ファンに愛されてます。
 まず代名詞的というか殆どAround The Wayイコールで出てくる曲が「Really Into You」。超強力なサウンド・マジックで当時のR&Bファンを惹きつけまくった大傑作で、下敷きはご存知ビル・ウィザースが歌ったグローバー・ワシントン・Jrの“Just The Two Of Us”。ダイアナ・ロス・ファンだったヒスパニック系女性Voリーナ嬢のメロディ・ラインも艶やかな中、原曲のクールな魅力とグランド・ビート的な打ち込みバックトラックが見事な融合です。今聴いてもカッコいいですが、当時から何回連続聴きしても飽きない魔力がありました。で、これが本作の全てです、で終わらせたいのですが実はそうもいきません。ハウス界の重鎮リトル・ルイ・ベガが手掛けた「Groove Me」(←Guyとはちゃうよ)もアップの傑作で、エリックB&ラキムの“Juice”にも通じる疾走感は気持ち良さ満開。シャニースみたいな甘酸っぱさで迫る「Let It Be You」、MJとも仕事したトニー・モーランのもろニュージャックなハネもんトラック炸裂「Check One, Check Two」、Popでキャッチーな中でもきっちりスウィングする「Way Back When」と捨て曲なしくらいの勢いです。とりわけエモーショナルな歌唱が光るリーナ嬢の絡んだトラックがすこぶる良いです。タイトル曲「Smooth Is The Way」に、Acid Jazz的にクールな「The Truth」とハネもん系はどれも高品質。最後のフランキー・カットラスが手掛けるHip Hop「Give It Up」まで、ストリート系ながらダークな感覚一切無しのPop路線で楽しませてくれます。
「本国U.S.ではたいしてブレイクすること無く結局、消えちゃったグループ。哀愁あるPop+ハネGrooveは絶品です」

Really Into You


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Passion / Regina Bell * 1993 Columbia | Home | Juicy -Phat & Mellow Cuts- grapefruit / Various Artists * 1997 Mercury

コメント

ezeeさん 東京の夏もなれたでしょうか?
コナもん系は 関西人にとっては なくては ならぬもんです。子供にも またか顔されながらも 食卓には毎日のせてます。
ハネ系も 夏には 悪くないし 当時の若い黒人には受けたんでしょうね!
突然 たこ焼きが 食べたくなるのが大阪人なんですよ♪

2011/08/16 (Tue) 11:05 | まり #- | URL | 編集
No title

★まりさん
 関西圏での粉もんの効用は、はかり知れません。
一家に一台のたこ焼き器で家族で焼きましたが、表面が固まるまでのコミニュケーション深耕が重要な部分。ここでしょうもないこと言うのがエエんですわ!

2011/08/17 (Wed) 01:17 | ezee #- | URL | 編集

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