Gee Whiz / Carla Thomas * 1961 Atlantic・Stax

Atlantic, Stax
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 このところ出張連発に加え厄介な問題頻発でゆったりする暇無し。すっかり夜は癒しを求めてしまう今日この頃ですが、その役割を担ってくれるのはやはりアーリーソウル系。すっかりお世話になりっぱなしです。だいたいコノ辺の曲ってのは単純シンプルな王道コード進行が多いですので、歌唱やメロディがいやが上にも浮き彫りになります。実力の無い人は聴いてられません。そういう意味では、この「Gee Whiz」。シンプルながらメロ良し、声良し、アレンジ良しと完璧。カーラ嬢自作のデビュー作でありながら、ここから10数年続いたスタックス隆盛のきっかけともなった歴史的傑作バラードです。南部のインディだった“サテライト・レコード(後のスタックス)”と親会社“アトランティック”との関係も、当初ルーファス・トーマスとカーラ・トーマスの親子デュエットのみの契約だったのに、この大ヒットによって「スタックスの録音、全部ウチのアトランティック配給させておくれやす」と言わしめたほどの感動的名曲です。まさに“その時、歴史は動いた”といっていい重要曲。実際、このヒットのおかげでカーラはジャッキー・ウィルソンやサム・クックとも共演できたらしくて一気の大学生からスターになったそう。
 そんな事で「Gee Whiz」。スタックスでどれが一番好きか言わなシバくと言われたら、まずこの曲やというくらい好きです。この曲に代表されるように、全編カーラの可愛くもしっかり芯のある美声を活かしたアーリー・ソウルが秀逸なアルバム。タイトル・トラックと同タイプの「A Love of My Own」なんかも聴きほれてしまいます。チップス・モーマン作の甘酸系ミディアム「Promises」も高得点ですが、後のスタックス・サウンドを彷彿させるノリの良いリズム・ナンバー「For You」あたり南部の香りもバッチリ。他の曲では50'sっぽさも残るドリフターズ・カヴァー「Dance With Me」、「Fool Fall In Love」あたりのダンス・ナンバーもベタですがエエ感じ。充実のスロウではポピュラー臭いのがちょっとうっとおしいですがスタンダード曲「(I'm Afraid) the Masquerade is Over」、「A Lovely Way to Spend an Evening」、おやっさんルーファス作の渾身バラード「Your Love Indeed」、ファイヴ・サテンズのカヴァー「To The Aisle」なんか丁寧に歌い上げていてナカナカです。後のスタックス・サウンドとはちょっと違い、厚いコーラスやストリングスも多用された都会的なスパイスもええ塩梅。
「何はともあれ“Gee Whiz”。長年、マイ鉄板曲として君臨し続けてますぅ」

Gee Whiz


テーマ: ブラックミュージック | ジャンル: 音楽

The Sly, Slick And The Wicked / The Lost Generation * 1970 Brunswick | Home | The Motortown Revue Collection / Various Artists * 2006 Motown (Hip-O)

コメント

まいどっす

またまた渋い実力派Female Soul Singer紹介されとりますな 流石に御座います 可憐な美声で聴かせる
「Gee Whiz」は仰る通りロマンチックですな それと『カーラ』『コンフォート・ミー』
『クイーン・アローン』の3枚 出来れば美人の膝枕で聴きたいっすなぁ~馨しい香りに癒されますぅ~でんな
    改めてカーラ・トーマス チャーミングっす。

2011/02/25 (Fri) 00:17 | ナルダン珈琲店主 #- | URL | 編集
No title

★ナルダン珈琲店主さま
 この人に関しては、無条件で声が好きな人です。好みの問題ですが、ソウルフルかつチャーミングなその声は他では聴けません。ほんまエエ声っすな~

2011/02/25 (Fri) 20:23 | ezee #- | URL | 編集

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