沙浪夢 SHALOM / 大橋 純子&美乃家セントラル・ステイション * 1978 Phillips

Cool Groove
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 小柄ながらパワフルかつ美しい声で魅了してくれる大橋純子。70年代から活躍する大ベテランですが今もコンスタントに良作を発表してくれるのは嬉しいトコロ。出会いは筒美京平作品の78年大ヒットで歌謡曲の流れを汲む「たそがれマイ・ラヴ」(←めちゃめちゃエエ曲)でしたが、むしろコノ曲は異色作だったみたいで本来はシティ・ポップ~ソウル路線のバンド・サウンドでの洋楽的指向を持ったシンガーでした。その大ブレイク前直前の作品がコチラで、彼女の懐の広い歌唱が満喫できます。バックはもちろんファンキーなネーミングも最高の美乃家セントラル・ステイション。佐藤健、土屋昌巳、六川正彦らを擁する豪華な面々。自分も後になって聴いた時から感じましたが、大橋純子本人も敬愛していたチャカのルーファスを狙ったようなアプローチはかっこよろしおます。
 コンセプト・アルバムっぽい作りで、冒頭の「パミールの夜明け」や「季節風便り」からタイトなグルーヴが聴け、70年代の日本のサウンドとしては3歩ぐらい先を行ってたような音で今も新鮮に聴けます。タイトルからしてソレっぽい「Soul Train まっしぐら」は本家G.C.S彷彿の激ファンクな曲。後に“すみれSeptenber Love”で大ブレイクの土屋昌巳氏のファンク魂を感じる真っ黒け仕様で、カッティング・ギターも実にシャープです。純子さんのシャウト気味の歌も力強さ満開。土屋作品では後の一風堂的な「China Dream」や、アースのカリンバ・プロダクション的な「Spanish Wind」も秀逸でハイ・センスなサウンド爆裂です。後半はカリプソを取り入れた「アラ・パナマ」にAORチックな「Summer Dreamin'」と色々なスタイルを披露してくれますが、聴きどころはこの後の終盤戦。アーバンな香りの中にチャカポコ・ワウ・ギター、ホーンセクションが絡む「Star-Light Train」、洗練されたメロディも光る「(I'm) Just Fallin' In Love」など心地良くも聴き応えあるサウンドがビシッと聴けます。この辺はルーファスにも通じるグルーヴィー・サウンドと黒めの歌唱がクールに決まります。現行盤はレゲエ・タッチのシングルB面曲「センチメンタル・レディー」や、企画アルバム収録曲だった「フラワー・ブロッサム・ストリート」も収録された丁寧なリマスター仕様でオススメです。
「日本が誇るレディ・ソウル。ハリのある声、バリバリの声量でこれからも頼んます!」

Soul Train まっしぐら




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Miracles / Change * 1981 Atlantic | Home | 桜の木の下 / aiko * 2000 Pony Canyon

コメント

No title

連投ですわ~(笑)

ほんまに、パワフルですよね。
「その華奢な体のどこに?」なんですけど、
それは「魂」なんやわ~っておもとります。
「たそがれマイ・ラブ」めちゃ好きです。

2011/03/02 (Wed) 23:27 | samyu #dNm2mw72 | URL | 編集
No title

★samyuさん
 連投おおきに!
 大橋純子さんの声量は凄いっすね~ カッコよすぎです。偉そうな言い方ですが、何がかっこよくて、何がダサいかをよく分かってらっしゃる貴重なシンガーだと思いますネ

2011/03/03 (Thu) 23:01 | ezee #- | URL | 編集

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