Love Me Back / Jazmine Sullivan * 2010 j records

10's Female R&B
Jazmine Sullivan



 新しいモンには目配せしとかな損します。最近、TVで見て最高に気に入ったのがプラスマイナス岩橋の我慢すればするほどやりたくなるというギャグの数々でこれは大ヒット。理屈とかネタとかレベルではなく、原始的な脳直撃のおもしろさは実にファンクでこんなの久々です。そんな事で、新作で活きのエエのがバンバン投入されてるこの年末。見逃してたら損すんのちゃうか?といった力作がマーケットに続々投入されていて、ちょっと無視できません。その中でも待望であったジャズミン嬢の登場。そういや今年のモニカの傑作シングルも彼女の作品で、こんなに心待ちにしてCD買うってのは実に久々でしたが、この2ndも期待通りに質の高いR&Bを届けてくれました。
 曲作りから手掛ける才能ある彼女ですが、何といっても魅力はグイグイ迫る激ソウルフルなハスキーヴォイス&節回し。キーシャ・コールなんかと共に現シーンの質を高めてくれている重要なレディ・ソウルです。ミッシー・エリオットやサラーム・レミといった料理長もしっかり腕ふるってます。まず1stカットの「Holding You Down」からしてジャズミン嬢の声力でネジ伏せてくれます。ネタともなったHip Hop Soulの草分けであるメアリー・J・ブライジ“Be Happy”も新鮮でしたが、歴史を紡ぐ役を担う大物感も彼女には感じます。しかもコノ曲で来年頭に行われるグラミーにいきなりノミネート(Best Female R&B Vocal Performance)!流石です。次もローズ・ロイス使い「10 Seconds」でメアリーっぽい展開ですが、サラーム・レミお得意のザラつき具合でエエ感じ。チャック・ハーモニーのアレンジは気に入らんのですが後半の劇的な歌唱が素晴らしすぎる「Good Enough」、80'sアリサの代表曲“Jump to It”を用いたダンサブルな「Don't Make Me Wait」と随所に聴きどころありです。中でもルーツのクエストラヴがシャープなビートを構築する中、あまりに痛々しい内容を歌う「Redemption」の激唱は必聴です。そして中盤でのミッシーのレトロ趣味満開のスロウ「Excuse Me」や、サラーム・レミ必殺のバラード「Stuttering」あたりはマジで万歳三唱の素晴らしさ。70'sソウルの素晴らしさを先般のエリック・べネイ同様に確実に伝えてくれます。またNe-Yoとのデュエット「U Get On My Nerves」もソツのない美メロ披露。最後はレゲエ・テイストを持ち込んだ賑やかなダンス・チューン「Luv Back」で締めですが、日本盤はもう1曲スロウが堪能できます。そのボートラ「Catalogue Girl」もナカナカの佳作で一聴の価値はあり。
「必ず後世に名を残すシンガー、ジャズミン嬢。この若さでたいしたもんですわ」
Holding You Down (Goin' In Circles)


「Excuse Me」




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

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