Groove Me : The Very Best Of Guy / Guy * 2002 MCA

New Jack Swingの創始者であるテディ・ライリー率いるGuyのリマスターベスト。この独特の跳ねるような心地良いビートが現行R&Bの基礎となると共に、テディの音処理も新時代の幕開けに相応しい“新しい”響きであったと感じます。ヴォコーダー使いもロジャーの1番弟子の如く、ツボにはまる効果的な使い方でマジで最高です。もちろん画期的に飛び抜けた新鮮なサウンドがコレほど影響力を持ったのはグレイトな歌声があったから。やっぱアーロン・ホールの相性バッチリの迫力満点のソウルフル・ボイスは貢献度大でございました。そんな歌・音ともに以降のシーンにとてつもない影響力を与えた(R.Kellyも1stは完全影響下でしたもん)3人組のハイライト盤です。
いわずもがなのNJS古典的重要曲がほぼ網羅されており1stから“アイヤイヤイヤ~”で昇天必至の「Groove Me」はじめ「Teddy's Jam」、「Spend The Night」、サントラDo the Right Thingから「My Fantasy」、2枚目From The The Futureから「Wanna Get With U」、「Do Me Right」等々避けて通る事の出来ない傑作揃いです。個人的には9thコードの響きとスウィングがたまらない「D-O-G Me Out」など失禁モンの仕上がりです。アーロン唱法のオリジネイターのチャーリー・ウィルソンもカヴァーした「Let's Chill」等スローも充実です。そして軽視がちだった再結成3rdからの3曲もこうして聴くとアーロンが劇的に素晴らしいスロー「Why You Wanna Keep Me From My Baby」など含め流石の出来であると認めざるをえません。こうして万遍なくセレクトされた名曲群は今聴いても心地良さ抜群です。
「やはりテディ印は最高のブランド品である事を再確認!」
Groove Me
jamz_flava
NEW JACK SWINGの匂いをかぎつけて