Masterpiece Theatre / En Vogue * 2000 EastWest

00's Female R&B
en vogue 4



 いや何とも美しいジャケット。ドレスを身にまとい熟女の魅力も出てきた頃のアン・ヴォーグの4th・アルバム。今また黄金期メンバー集結でライヴしたりしてくれてますが、新世紀を迎えたコノ頃はドーンも既に抜け、マキシンも脱退直前の時期で、ルパン3世でいうと車がハンドルとシャーシとタイヤだけになったようなガタガタの頃。とはいえ、3rdで魅せた新機軸から原点回帰し、フォスター&マッケルロイがプロデュースした安定感抜群のチームワークを見せつけた好盤。アン・ヴォーグ史上もっとも素晴らしいジャケと共に粋なR&Bが炸裂です。個人的には、新時代のR&Bが大好物になったのも彼女等のおかげといっても過言ではないくらい初期の音には惚れこんでましたが、ココでは1stの頃の雰囲気も感じられる絶妙すぎるコーラス・ワークを聴かせてくれます。
 まず登場の「Riddle」ではあのデビューヒット“Hold On”の音もサンプリングされた粋なオープニング。続く「No No No (Can't Come Back)」は思わず鼻の穴が膨らんだ秀作で、正にフォスター&マッケルロイが織りなす王道アン・ヴォーグの世界。クールなベース・ラインに、聴き惚れるスキャット・コーラスがキマる絶品です。官能的な部分も垣間見せる「Falling In Love」から、“くるみ割り人形”のフレーズも登場する「Love U Crazay」もスタイリッシュすぎて、他のガール・グループがしょんべん臭く思える程。初期の瑞々しさこそ無いものの、アダルトな魅力も加味したスロウ「Sad But True」に「Love Won’t Take Me Out」、「Whatever Will Be Will Be」などはクラシックからの引用も上品にキメます。とにかく、どんなモノでも飲み込んじゃうセクシーなハーモニーは唯一無二。他にもファンキーなサルサ調がカッコいい「Latin Soul」、まったりしたサウンドの中で70'sの雰囲気も漂わす「Work It Out」など聴きどころが多い中、終盤は“Don't Worry, Be Happy”でお馴染みのボビー・マクファーリンのヒューマン・ベースとコラボして声技を見せつける「Those Days」、ステイプルズの“Let's Do It Again”彷彿のアーシーさがたまらん「Number One Man」で見事な締め。しかしながら商業的に成功とはならずレコード会社移籍のハメになりシンディ&テリーの美人コンビ中心に逆境ながら踏ん張りを見せ、Rhona嬢も加入したりしながら看板は維持。最近はふくよかになったマキシンやドーンも戻ったメンバーで再結成し絶妙のハーモニーを顕示なのは嬉しいところです。
「気がつけば20年選手となってた現在R&Bシーンのガールグループ雛型となった老舗。新作も待ってまっせ!」

Riddle




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

With Love / Sisters Love * 2010 P&C (Motown) | Home | Allure / Allure * 1997 Crave

コメント

No title

俺もこのアルバム、かなり好物でした。原点回帰的な動きが見れたのも好印象。やっぱりジャネットとジャムルイじゃないけど、アン・ヴォーグはトーマス・マッケロイと電汁・フォスターじゃないと。
ジャケットが美しすぎます。家の壁に飾りたいくらい。

2010/11/23 (Tue) 01:06 | musiqmusiq #- | URL | 編集
No title

★musiqmusiqさん
やっぱフォスター&まっけさんですね~
EV3もそれなりに好きな曲ありましたが、原点回帰の本作にはシビれっぱなしでした!

2010/11/24 (Wed) 01:11 | ezee #- | URL | 編集

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