Voices / Daryl Hall & John Oates * 1980 RCA

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  80'sの代表選手みたいなホール&オーツがチャートの常連になりだした頃のアルバム。この人達の曲では「She's Gone」、「Sara Smile」のようなソウル趣味モロ出しのスロウが一番好きですが、ここらのPopなテイストを全面に押し出してきた聴きやすいお二人さんも結構魅力的。ロックン・ソウルとか言われてましたが、バランス感覚も絶妙であった80年代半ばまでの快進撃はなかなか勢いありました。G.E.スミスがバックでセンス良いギター弾いてた黄金期の1枚です。
 中身は結構、黒っぽい曲にも関わらずよりPopなアレンジで演奏されていて万人受けしたのも頷ける内容。前半はAORテイストで聴きやすく、冒頭の「How Does It Feel To Be Back」からジョン・オーツのソウルフルなVoが都会的なサウンドに溶け込みます。続くダリルが歌う「Big Kids」もシャープでPopなスタイルがなかなかよろしいです。ニューウェーヴ的な軽さも好感の「Hard To Be In Love With You」も聴きやすさ抜群でスッと耳に馴染みますが、メロディからコーラスまでよく出来てるのがNo.1ヒット「Kiss On My List」。この辺のちょっとソウルで、ポップスな感覚も絶妙な曲はホール&オーツならでは。軽くてよろしおま。中盤から意図的なのか分かりませんが、段々と黒っぽいフィーリングが濃くなります。ドゥーワップにニューウェーヴを掛け合わせたような「Gotta Lotta Never」、ブルーアイドソウルの先輩格ライチャス・ブラザーズの大ヒット・カヴァー「You've Lost That Lovin' Feeling」と楽しませてくれます。モータウン調のヒット曲「You Make My Dreams」もPopでハッピーな感覚が最高です。しかし極めつけハイライトはポール・ヤングが歌って大ヒットとなり、後になってより注目されたブルーアイド・サザンソウルの最高峰「Everytime You Go Away」。これは、やはり傑作。サザン・ソウル調のオルガンもグッとくる中、ソウルフルに歌い上げるダリルにゴスペルチックなバック・コーラスと絶品と言っていい素晴らしい出来。ポール・ヤングがカヴァーしてからというもの、いっつも“コレがオリジナルや”と言ってから歌ってたのがなんとも可愛かったです。終盤はジョンのリズム・ナンバー「Africa」、ダリルのポップス感覚も光る「Diddy Doo Wop」と軽やかに締め。
「ソウル一辺倒でなく幅広い球種で大成功したコノ頃。当時のトレンドも意識した嗅覚は流石」
Kiss On My List


EVERYTIME YOU GO AWAY


You've Lost That Loving Feeling




テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Aja / Steely Dan * 1977 ABC | Home | ゴールデン★ベスト / 上田正樹 * 2008 Universal

コメント

こんにちは

Kiss On My Listよろしおま~!
ほんとにいい歌ですよね。当時、相当流行った記憶があります。初期のHall&Oatesは最高ですわ。
ソウルをポップな感覚で、それがなんとも心地いい。

2010/09/25 (Sat) 17:25 | hiroo #pAfneXZY | URL | 編集
No title

★hirooさん
 ホール&オーツのお陰でテンプス初期に足を踏み入れさせてもらったようなもんです。この人等とかカラー・ミー・バッドとか数少ないですが、白人でもソウル魂持った人も侮れんっすな~

2010/09/26 (Sun) 21:26 | ezee #- | URL | 編集

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