Temptin' Temptations / The Temptations * 1965 Motown

Motown
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 いやしかしエエもん食うとかなホンマもんの味が分からんようになってしまいます。ちょっと金は高かったけど美味いうどん食べに行って思いました。コレがホンマもんやなと。てなことで最高の味を届け続けるテンプテーションズの逸品集は老舗のうどん屋のように皆がエエ仕事してます。この時代があるからこそ暖簾は簡単にすたれません。65年に放たれた本作はリードにエディ・ケンドリックス、ポール・ウィリアムス、そしてデヴィッド・ラフィンが在籍していた時代の傑作。4番打者を3人くらい抱えてた素晴らしき時代です。ライターはスモーキー・ロビンソンにノーマン・ウィットフィールド、アイヴィ・ジョー・ハンターに演奏はファンク・ブラザーズ。曲良し、アレンジ良し、歌良しと鉄壁の布陣です。
 まず冒頭を飾るのが大傑作「Since I Lost My Baby」。いまさらながらの代表曲ですが、やはりモータウン史上でも指折りの名曲。やたらカッコつけのデヴィッド・ラフィンのハスキーな歌唱が凄まじく冴えてます。歴代シンガーでも人気大なのが一発で理解できるドラマチックな歌唱です。ラフィンがスマートに決める「My Baby」もイケてます。また地味ながら丁寧に歌い上げるポール・ウィリアムスの「Don't Look Back」。コチラはポールのリードでも一番人気のヒット曲で、アル・グリーンはじめ数々のカヴァーも存在。ポールは「Just Another Lonely Night」でも渋い歌唱を披露。そして初期の看板シンガーといえばエディ・ケンドリックス。本作でも「I'll Be In Trouble」、「The Girl's Alright With Me」、「You've Got To Earn It」、「Girl (Why You Wanna Make Me Blue)」と核をなすヒット曲の大半でリードを取ってます。甘くスムーズなファルセットと、モータウン・サウンドの相性はやはり抜群です。グラディス・ナイト版が有名なモータウン定番ともいえるメリー・ウェルズの「Everybody Needs Love」でもエディは軽快に歌い上げてます。後半登場の「Born To Love You」ではラフィン&エディのWリードも楽しめます。やはりスモーキー作品とのマッチングからかファルセットのエディ・ケンドリックスのリード曲が多く、俺様デヴィッド・ラフィンは不満が募ったのかもしれませんが、全体で聴くとバランスは良好。デヴィッド・ラフィンのワイルドな歌唱も一層引き立ちます。
「今年も新作発表した、生涯現役オーティス・ウィリアムスが暖簾を守るテンプス。まだまだ頼んまっせ!」

Don't Look Back


Since I Lost My Baby


Girl (Why You Wanna Make Me Blue)




テーマ: ブラックミュージック | ジャンル: 音楽

ゴールデン★ベスト / 上田正樹 * 2008 Universal | Home | Joined Together / Diana Ross & The Supremes And The Temptations * 2004 Motown

コメント

No title

これはパンチききすぎてますよ。
これがあったからこそ、オリジナルアルバムのテンプスとしても
名を馳せていったような気がしてます。
やっぱ1曲目はたまりません。

2010/09/29 (Wed) 13:52 | YO-SUKE #- | URL | 編集
No title

★YO-SUKEさん
 このアルバム、モータウンを代表する作品といっても差支えないと思います。ライター、バンド、アーティストが最高の仕事すると、こんなエエもんできますヨっていう見本ですね。
流石、ベリー・ゴーディJr!! やり手です。

2010/10/01 (Fri) 00:18 | ezee #- | URL | 編集

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