Smooth Grooves Volume 5 / Various Artists * 1996 Rhino

Groovy & Mellow
smooth 5

 夜の流し聴きに大変重宝するスムース・グルーヴ・シリーズ。よくコレ聴いてから、気に入ったアーティストなんかを追いかけたりしたもんです。いろいろ出てますが、そのどれもがしっかり本質的なモノから選曲されていて、メロウ・ソウルをもっと聴きたいって人にも最も正しい道を導いてくれる超優秀コンピです。ホント自動的に温度調節してくれるエアコンのように快適。時には熱く、時にはクールダウンってな具合で上手に聴かせてくれます。
 さて本シリーズ5作目の冒頭を飾るのは今年、惜しくも亡くなったTeddy PendergrassStephanie Millsとデュエットしたクラシック「Feel The Fire」。ピーボ・ブライソンのオリジナルも良いですが、この濃いデュエットは秀逸。テディ事故直前の名唱です。続くは定番スロウといっていいEarth Wind & Fire「Devotion」です。ココではあの名作ライヴから収録。The SpinnersはあのボーイズⅡメンの大ヒット“End Of The Road”の原曲といわれる「Love Don't Love Nobody」で、エリック・クラプトンもカヴァーした名スロウ。グラディス・ナイトなんか両方の曲を繋げてライブで演ったりしてます。またこのコンピは王道もあれば発見も色々あるのが憎いトコです。ただのディスコバンドと認識してたGQの「I Do Love You」はビリー・スチュワートChess時代の名作カヴァー。実に素晴らしい出来ですが、こんなの聴けるのはこのコンピさまさまです。80'sファンクバンドのSkyy「When You Touch Me」の後はド定番の登場でRockie Robbinsの「You And Me」。やはりナイス・メロウ・グルーヴです。後半はなかなかオツな選曲で楽しませてくれます。Grover Washington, Jr.Patti LaBelleを迎え入れて録音したアーバン・スロウ「The Best Is Yet To Come」はエロいサックスにパティの巧みな歌が絡む逸品。Zappファミリーの歌姫Shirley Murdockはアルバムもハズレ無しの80年代後半を代表するレディ・ソウルですがココでは1stから「Go On Without You」が収録。哀愁漂うOne way「Something In The Past」に続いては、なんと“神の名はブーツィ”のスロウ曲Bootsy's Rubber Band「What's A Telephone Bill」が登場。モンスター・エンジンのコントのBGMでも使ってほしい名曲で、スロウといえどもベースは変態的な音炸裂で最高です。そして個人的ハイライトはコノ曲、New Birth「Dream Merchant。レスリー・ウィルソンの名唱が光るジェリー・バトラー・カヴァーで文句無し。最後を飾るのは大御所The Manhattansの“There's No Me Without You”から「Wish That You Were Mine」。ジェラルド・アルストンのグレイトな歌で夢見心地にさせてくれます。
「サラリとした流れでありきたりじゃない選曲は流石。酒買ってきたら簡易ソウルバーが家で味わえます!」
Rockie Robbins - You And Me


GQ-I do love you




テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Wish Someone Would Care / Irma Thomas * 1991 Minit | Home | 6 Feet Deep / Gravediggaz * 1994 Gee Street

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