白盤 / 斉藤和義 * 2005 Victor

J's Mainstream
4148DQFECWL__SS500_.jpg

 なんやかんやと気になる存在の斉藤和義。この前は笑っちゃうほどディテールにこだわったビートルズ最後の“ルーフトップライブ”をパロった「ずっと好きだった」のPVで度肝を抜いてくれました。二丁拳銃をジョージ・ハリスンに抜擢したセンスから抜群で、また好感度アップです。そんな斉藤和義を一発で気に入ってしまったのが、多くの人がそうであるように紅白大トリ級の97年名曲「歌うたいのバラッド」。アルバム「Because」に収録された傑作で一般的に彼の名を知らしめた出世作ですが、当時に仲間とカラオケいっても競って取り合ってたほど皆が惚れこんだ曲でした。あんまり好きで自分も“歌わしてくれっ”とお願いして企画バンド・ライヴでも演っちゃいました。そんな斉藤氏。優しいアコースティックな面と、ハードでR&Rな面をバランス良く音楽性にブレンドして今も幅広い支持を得てますが、シングル・オンリー曲や優しい楽曲に照準を絞ってコンパイルされた好企画盤がこれ。プチエロなセンスのジャケも併せてナイスな1枚です。
 中身はビートルズ・ライクな佳作「Baby, I LOVE YOU」でスタート。ほんのりした恋愛感情をサラリと歌わしたら天下一品です。「空に星が綺麗」も“ヘルプ!”以降のビートルズを感じさせてニヤリとさせてくれます。始まってすぐノスタルジックな気分になるアコギ1本での「古い話」、初期の名曲「好きな人の手」、淡々と進行するもやたら頭にこびりつく「Rain」と独特の世界を優しく歌い上げます。中盤は切ない思いが伝わる「古いラジカセ」、恋人との生活がとてもリアルに浮かび上がる「やわらかな日」とピュアな斉藤氏の人柄が曲に表れてます。そして終盤登場の「歌うたいのバラッド」はやっぱり絶品。飛び抜けてます。ミスチル桜井氏もバンクバンドでイイ感じで歌ってますが、オリジナルには敵いません。歌詞、コード進行から感動を誘うストリングス・アレンジまで完璧で、ドラマティックな後半部分は何度聴いても震えます。続いての「楽園」もなかなかの感動的な逸品でこちらもイイ曲です。最後はハーモニカ&アコギで力強く仕上げたシングル曲「アゲハ」で締め。ボブ・ディランをも彷彿させるカッコよさです。全編、通して感じるのは素直なビートルズを始めとした古き良きロックへの愛情。アレンジひとつ取っても研究してるなぁと感じさせてくれます。
「今なお、ブレずに黙々とマイペースで活動。また心に染みる歌、頼んます~」

歌うたいのバラッド




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

LOVE 2000 / 安室奈美恵 * 2000 Avex | Home | BOOWY / BOOWY * 1985 EMI

コメント

No title

またまたm(__)m

そう、斉藤和義は「リアル」感を
感じるので好きなのか~と
改めて納得しました。
歌詞読む派、聞きとり派なんですけど
この朴訥とした歌い方にも
リアル感がずっしりとくるんですね。

この記事、携帯から読んでたんですが
その後聴いておりましたよ~。

2010/09/02 (Thu) 09:38 | samyu #dNm2mw72 | URL | 編集
No title

★samyuさん
 たしかにリアル感ありありですね。情景が浮かんでくるっていうか。ピュアな人なんやな~と伝わってきますワ。あと曲もイイんっすよね~
ついつい聴き入ってしまいますぅ

2010/09/03 (Fri) 00:22 | ezee #- | URL | 編集

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ