Kootch / Danny Kortchmar * 1973 Wea

Roots Rock
kootch.jpg



 オッサンになるまで素通りしてた人。あ~もったいない。キャロル・キングと組んでたThe Cityや、フリーソウルのコンピで「For Sentimental Reasons」をタイトなアレンジで演ってる人として知ってましたが、単なるセッションマンやと思ってて、しっかり聴いたことおまへんでした。先日、久々に図書館で本作をたまたま発見。やっとこさ本盤を聴くまでに辿り着きましたがコレがなかなか良い!オールド・ロック・ファンにしたら今更なに言うとんねんって話ですが、人気作ってことに納得の内容です。1曲でも“こらぁ、エエぞ”と思わん限りココには載せない主義ですが、単なる裏方の人が趣味で出したアルバムって思ってた自分が穴に隠れたいほど恥ずかしく思ってしまう好盤でした。
 そもそもこのダニー・コーチマーって人。ソロ作は聴かずとも、ギタープレイ自体は音楽が好きって自認してる人は絶対どっかで聴いてます。それもそのはず、70年代の米主要アーティストにアホほど参加してセンスよいギターを弾いていて、キャロル・キングの超ド級傑作「つづれおり」にも参加してます。ジェイムス・テイラーとの活動も有名らしいですが全く知らんので省略です。中身は黒人音楽に造詣が深い事も一発でわかる、ゆったり感あるナイス・グルーヴが充満。冒頭からリトル・フィートが演るようなニューオリンズ系の空気が漂う「Put Your Dancing Shoes On」でニンマリです。続くミーターズさえ感じさせる「Up Jumped The Devil」も緩いファンク感がたまりません。バッキングのギターもセンス抜群のプレイを聴かせてくれる「Got To Say So Long」や、タイトなリズムでフリーソウル・シーンでも定番となった唯一のスタンダードカヴァー「For Sentimental Reasons」、シンプルながらリズム構成も耳を惹く「Burnt Child」など心地いい曲が連なります。スタイリスティックスとかウィスパーズがカヴァーしたら面白そうな「You're So Beautiful」(←ビリー・プレストンの有名曲とは同名異曲)などスロウもなかなか。また本職ギターのリードプレイも冴え、リヴォン・ヘルムっぽい歌メロも良い「Don't Jump Salty」、ブルージーなラスト曲「Come Strollin' Now」と後半もエエ感じのリラックス・ムードで聴かせてくれます。ザ・バンドとかアル・クーパー好きなら間違いなくお気に入りとなるであろう秀作です。
「タダやったら聴いてみよかいなと思った私が浅はかでした。金払って買っても良かった!」

For Sentimental Reasons


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Sucking in the 70's / The Rolling Stones * 1981 EMI | Home | Aja / Steely Dan * 1977 ABC

コメント

まいど!!

ダニー・コーチマー 良ろしおまっしゃろ
ジェームス・テイラーのアルバムも必聴ですぞ
兎に角、玄人受けする、お人だす。

2010/09/21 (Tue) 20:15 | ナルダン珈琲店主 #- | URL | 編集
No title

★ナルダン師匠さま
 結構、食わず嫌いも多かった70's。ええモンがゴロゴロしてまんなぁ。
ジェームス・テイラーは昔、一度聴いてダメでしたがまた再トライしてみよっかな。あちこちで絶賛してはりますもんね~

2010/09/22 (Wed) 00:03 | ezee #- | URL | 編集

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ