Turn It On Again / Genesis * 2007 Virgin

Mainstream
genesiss.jpg



 80年代を象徴する男、フィル・コリンズ。このハゲちゃびんが顔を出すだけでグッとメジャー感が増すって感じで、当時は「世界一忙しい男」とまで言われてました。何せ世紀のイヴェント「ライヴ・エイド」でもロンドン、フィラデルフィアの会場をコンコルドで飛んで両会場に出演してドラム叩いてました。スプリームスの“You Can't Hurry Love”演ったり、EW&Fのフィリップ・ベイリーと“Easy Lover ”出したり、マライアが“Against All Odds”をカヴァーしたりとブラック・フリークにも馴染が深い人で、今年は何とファンク・ブラザーズの面々とモータウン・カヴァー集も発表。一般的にはヴァーカリストとして知られるフィルですが、実はバリバリのプログレ・バンド“ジェネシス”のドラマーが本拠地。奥深いプログレの世界は、あまり知識が無いですが、自分が知った時はPopに変身してたのでとっつきやすかったです。アースの“Let's Groove"が流行ってた頃、同列で聴けたファンキーな81年のヒット曲No Reply At Allが個人的フェイバリットでコレは揺るぎません。この曲、目当てながら「他の曲もエエのん、いっぱいあるんかいな?」と借りてみたベストがコチラです。プログレをベストで聴くというのは邪道な感じもしますが、ポップ・シングル・ヒットも多いので充分に商品価値アリですわ。
 でもサーっと聴いてみたのですが、全然引っかからん・・。ジェネシスはやっぱ体質的に合わんと思っちゃいましたが、絶対無視出来んカッコええ曲も勿論存在。やはりアースのホーン・セクションを導入したファンクなアレンジにキャッチーなメロディ・ラインが燦然と輝く大傑作「No Reply At All」は飛び抜けてますが、その後に出たと記憶する同スタイルの「Paperlate」もホーンが効いた実にカッコええ出来。もはやプログレの匂いは全くしませんが、この辺はフィル・コリンズのソウル趣味がモロに出たナイス・サウンド。長丁場の難解な曲を演るプログレのイメージとは正反対の柔軟なスタイルが好感です。そういえばコノ80年代、Yesも“ロンリー・ハート”とか、エイジアの“ヒート・オブ・ザ・モーメント”とかメチャPopな路線で生き延びてました。しかしその流れで出た大ヒット「Invisible Touch」はちょっと狙いすぎでフィルのソロ曲にしても良かったような大Popワールド。コノ時代はエレピのクールなリフが印象的な「That's All」、ブラコン的に渋い「In Too Deep」なんかイケてます。またスロウでは78年の「Your Own Special Way」はウイングスみたいでエエ感じです。後半に収められた70年代ピーター・ガブリエルのVo時代の曲は結構イギリスっぽい匂いの曲もありです。「The Knife」なんかはポンポンとテンポも変わりプログレ感をしっかり味わえます。
「真のジェネシス・ファンに怒られそうな無理解のレビューでスンバッセン! 結局、ソウルの香りがするジェネシスが好きなだけでした。」

Paperlate




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

That's The Way Of The World / Earth, Wind & Fire * 1975 CBS | Home | Greatest Hits / Queen * 1981 EMI

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ