Pulse / Toni Braxton * 2010 Atlantic

10's Female R&B
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 負けながらも久々に熱いプレイを見せてくれたサッカー日本代表に、久々勝利の故郷京都サンガの面々。そして宿敵・岸を打ち砕いての巨人軍勝利。気分がエエ夜です。そして同じように熱いのがトニ嬢の久々の新作で、ちょっとお姉さんながら自分と同世代のシンガーとして応援にも思わず力が入ってしまいます。武器である低音ハスキーヴォイスもさらに磨きがかかった中での、名門アトランティック移籍の第1弾です。セグメント的にも競合が少ない声質で、艶っぽさも抜群となれば殆ど無敵状態です。たぶん、もう何十年と活躍してグラディス・ナイトやらチャカ・カーンの域に到達すること間違い無し。そんなことで、妹テイマー嬢も嬉しいコーラス参加の待ちわびた本作。相変わらずエエ女です。
 頭はトニ嬢らしい情熱的なバラード「Yesterday」のソロ・ヴァージョン。Kissが話題のTrey Songzとのデュエット版もボートラにて収録です。続いては力強いアップでイヴリン・キングをサンプリングした「Make My Heart」でコッチは近年珍しいイケイケアップ。若いぞトニ!って感じで◎。そして最も以前からのトニに近い空気で迫る「Hands Tied」は待ってましたの愛満載スロウ。大袈裟加減が鼻に付くデヴィッド・フォスター制作曲の「Woman」は好みが分かれるとこですが、初っ端から低音セクシーヴォイスで攻める「If I Have To Wait」などはゾクっとさせられます。脱線しない程度に新しい風を吹き込んでいるのも◎で、プッシーキャット・ドールズでもカッコええ音提供のルーカス・セコン制作の「Lookin' At Me」など抜群のセンスで歌いこなします。ブラボー!と叫んじゃうカッコええ曲で個人的1等賞。一方「Hero」みたいな“コレってどうなん?”みたいな飽きそうな曲もありますが、従来イメージを崩すことなく多くの曲をきっちり仕上げたハーヴィ・メイソンJr氏の仕事ぶりはナカナカです。18番のアコギ・フィチャーのまったりスロウ「No Way」や、なかなか感動的なタイトル曲「Pulse」に「Why Won't You Love Me」とスロウは流石の出来。とにかく偉大な先輩同様、ちょっとくらいしょーもない曲でもトニ声で2ランクアップにしてしまう魔力は健在です。もっと聴きたいって方はi-tunesデラックス版がオススメで+4曲仕様。なかでもMo'Niqueをフィーチャーした「Caught」など地味ながら何回でも聴ける絶妙の黒さが実にええ感じです。
「いそうでいない、ちあきなおみ声ソウル。“喝采”の英語ヴァージョンでも演って欲しいですわ」

Toni Braxton - Hands Tied



テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Special / The Temptations * 1989 Motown | Home | The Singles Volume Three 1964-1965 / James Brown * 2007 Hip-O

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