18 Original Sun Greatest Hits / Jerry Lee Lewis * 1989 Rhino

Rock'n Roll + Rocabilly
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 創成期のロックンロールで絶対外せん曲っていえばエルヴィスの“Tha't All Right"とかエディ・コクランの“Skinny Jim”とか真っ先に思い浮かびますが、その中で破壊力重視で選べば間違いなくジェリー・リー・ルイスの「Great Balls of Fire」。ロックンロールの聖地メンフィス、サン・レコードのミリオン・ダラー・カルテットの一人で、エルヴィス、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュと共にサン・レコードの超重要人物ですが、ピアノマン・ロックンローラーってのが異色。とにかく荒々しくカッコいい鍵盤連打に吐き捨てるようなヴォーカルはパンクの元祖とも感じるグレイトさ。親戚との重婚や、エルヴィス邸に殴り込みなど私生活のスキャンダルも半端やないですが、素晴らしき初期サン録音の数々はロックンローラーにとって必須であること間違い無しです。
 さて50年代ってことでシングル盤中心の世の中。初期作品は80年代後半にRhinoで組まれ、今もカタログとして生き残る18曲入り秀逸グレイテスト・ヒッツです。コレを押さえておけば出所不明の再録音モノなどつかまされることはありません。カントリー・ブギ・ピアノに影響されつつも南部の黒人R&Bにも感化されエルヴィスの後輩としてサン入社したのが56年。こっから数々のR&Rクラシック中心で、金字塔的傑作がなんといっても火の玉ロック「Great Balls Of Fire」。2分弱の短い間にロックン・ロールのエッセンスが全て詰まっている完璧な曲。叩きつけるような連打にこれでもかと挿入されるグリッサンド連発のピアノプレイに興奮必至です。歌もカントリーを破壊したような凶暴さで最高の一語。また狂気のブギウギピアノもたまらん「Whole Lotta Shakin' Goin' On」は最初のヒットで、これもアチコチで歌われ続けるクラシック。ヒット曲「High School Confidential」も攻撃的なR&Rでたまりません。カヴァーも聴きもので、サッチモで有名な「When The Saints Go Marchin' In」などメチャごきげんです。スティック・マギーの「Drinkin' Wine Spo-Dee-O-Dee」や、レイ・チャールズ「What'd I Say」など黒人R&Bもワイルドに調理。カントリーもレイ・プライス「Crazy Arms」、ハンク・ウィリアムス「Jambalaya」も完全オレ流。サン同僚のウォーレン・スミス「Ubangi Stomp」、カール・パーキンス「Matchbox」もなかなかです。とにかく全編エラそうな歌い方含め最高ですが、最後に収められたコチラもオリジナル・パンクといってもいいくらいの破壊力で迫る「Wild One」は必聴でコレ以上無い締め。オージー・ロッカー、ジョニー・オキーフのカヴァーですが下手なパンクとかメタル聴いてるよりよっぽど激しいR&Rが満喫できます!
「ロック=不良ってなってしまったのは、ひょっとしたらコノ人のせいかと思うくらい。必聴!」

Jerry Lee Lewis - Great Balls Of Fire


The Wild One




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Char / Char * 1976 See Saw | Home | Elvis / Elvis Presley * 1956 RCA

コメント

ジェリー叔父さん大好きです!

あの弾きっぷり、シャウト、プライベートでの諸々、

ロケンローラーに相応しい人ですよね(笑)

ただこの人のバラッズは泣けます・・。

2010/05/16 (Sun) 20:18 | リュウ #- | URL | 編集

★リュウさん
 歌ってる時の“どや顔”がものスゴ好き。こびへつらうってことが一切なさそうって感じも◎。ロケンローっすな!

2010/05/19 (Wed) 01:39 | ezee #- | URL | 編集

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