The Singles Volume Three 1964-1965 / James Brown * 2007 Hip-O

James Brown
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 快調にリリースが続く神様ジェイムス・ブラウンのシングル集。気が向いたら出してたんかいって思うほど無計画的乱発であったオリジナル・アルバムもそれはそれで愛着がありますが、きっちり整理された形で出てくる優秀な編集ものも見逃せません。丁寧な再発は全世界のJ.B.信者に非常に好評です。しょーもないベストを毎年組むよりも、個人的には恒常的カタログにしていただきたいとまで思ってしまう限定版年代順シングル集の第3弾。いよいよファンク原形も登場の重要期60年代中盤の2年間を捉えた2枚組です。
 1枚目はライブ・アルバムの成功で気を良くしたのか「Please, Please, Please」の56年ヴァージョンに観客の声を被せた疑似ライヴ・シングルから胡散臭いスタート。さすがJ.B.、熱気を帯びた歓声が加わるだけでアポロ劇場をヴァーチャル体験させてくれます。そんな疑似ライヴが数曲ありますが御大が尊敬していたルイ・ジョーダンのオハコ・ジャンプナンバー「Caldonia」などやっぱカッコええです。インストものにも積極的でしたが、上手いのか無茶苦茶なのかキワキワのスリルある御大のオルガン・プレイが光る「Evil」や「Soul Food」あたりはナカナカ。また大きな影響下にあった先輩格のハンク・バラード作品「Dancin' Little Thing」はR&Bサウンドも爆裂で燃えます。そして興奮なのが「Out Of Sight」の登場で、正にココから始まったといえるファンク道の第一歩といえる大傑作。従来のゴスペル・スタイルを昇華させたこれまた名唱「Maybe The Last Time」とカップリングされた64年の最強シングル盤です。所属のKingと揉めてたのでSmashからリリースですが、メイシオ・パーカーなど役者も揃いだし何回聴いてもチンポ汁でます。1枚目最後には62年アポロからスピードが速すぎたのか回転数を落としてJ.B.の声まで変な「Think」ってな珍品も収録。
 2枚目は64年リリースながら3年前録音となるビリー・ワード&ドミノスの爆裂R&Bカヴァー「Have Mercy Baby」から。ノリノリのジャンプで最高の一語に尽きます。まだKingとは揉めてたので純然たる新録が出ずヤキモキ状態で、過去音源にリズムや管を強化したリミックスが中心。そんな中、Smashからの新録はインスト「Devil's Eye」の後に、いよいよ「I Got You」が登場!お馴染みの“I Feel Good~♪”ですわ。ヤミにカップリングのバラード「Only You」も最高。あ~興奮するって思ってると次に、King復帰作で加速度的にファンク度が増す金字塔的傑作「Papa's Got A Brand New Bag Part1 & 2」が投下!ジミー・ノーランの9thコードもバシッと決まります。そしてKingから正式にリリースとなる前述の再録音「I Got You (I Feel Good)」で、またもや大ヒットを記録。他は過去の再録も多いですが、混沌とした時代を感じることもできて◎ですわ。
「まさにJBファンク元年を捉えた歴史的録音の数々。改めて拝みたおします!」

I Feel Good


Night Train~Papa's Got A Brand New Bag




テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Pulse / Toni Braxton * 2010 Atlantic | Home | Number Ones / Louis Jordan * 2005 Decca

コメント

男汁があふれてる

マイケル・ジャクソンなみに踊ってるJBはさすがファンクの帝王。
この抜群なリズム感は黒人ならではで圧倒されます!

なんかJB聴きたくなってきました♪
野生の雄叫びを思わすJB節はカッコイイですね!

2010/05/28 (Fri) 08:17 | まり #- | URL | 編集
No title

★まりさん
 恰幅のいいJBも迫力があっていいのですが、若き日のスリムで踊りまくるJBの鬼カッコよさは素晴らしすぎです。やっぱ勝新・横山やすし・JBですな!

2010/05/31 (Mon) 00:42 | ezee #- | URL | 編集

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