Hard to Earn / Gang Starr * 1994 Chrysalis

East Coast
GangStarr HardToEarn



 先日、ジャイアンツ木村拓也コーチの東京ドーム追悼試合に行ってきました。“一生懸命”を胸にどんな仕事も笑顔でこなした男は一杯の感動を与えてくれました。試合も小笠原選手の怪我寸前の熱い守備も見れ、まさに一生懸命のナインを見て今年の優勝を確信です。同級生の谷選手が感動の逆転満塁ホームランで、お立ち台での涙で観客も皆もらい泣き。共に観戦した元俳優の男とまた涙です。そんな中、奇しくもHip Hop界で渋い仕事を続けてきた元Gang StarrのGuru氏も永眠。ガンやったそうです。黎明期はたいして好きでもなかったHip Hopを好きにさせてくれた男で、こちらも仕事人でした。ライフワークとも言えたJazz Matazzも良かったですが、やはり活動の土台となったDJプレミアとのギャング・スターでの激渋仕事は忘れられません。淡々としたラップは地味やとも言われましたが、プリモ氏の他仕事を聴いてもGuruとのタッグがベストであったと言わざるをえません。最近、聴く頻度が減ってきたHip Hop系ですが、やっぱココらの音は今、聴いてもシビれまくりです。
 そんな事で、人生の儚さを感じつつGuruに敬意を表して4枚目の本作。ビートに最もスリルと快感があった頃の最高峰とも思える内容で、サンプリングやブレイク・ビーツの気持ち良さ、美学を最良の形で伝えてくれました。中でも緊迫感溢れるストリングスに硬質ビート、存在感抜群で仁王立ちするGuruのラップと全てが最高の2ndカット「Code Of The Streets」は今もって激クール。車の窓ガラスが割れんのんちゃうかってくらい爆音で何回も聴いた鳥肌もん大傑作です。ボビー・ラッセルのカントリー曲をこんな形で構築するセンスに脱帽です。また「Mass Appeal」や、Nice & Smoothと組んだ「Dwyck」など歴史的名作もバッチリ収録。他にも70sファンクの香りプンプンの「Blowin' Up The Spot」、真骨頂といえるJazzyなループがたまらん「Now You're Mine」に「Mostly Tha Voice」もプリモ&グールーがベスト・パートナーであった事をしみじみ感じるカッコよさ。絶妙なザラつき具合の「The Planet」、スクラッチも見事に決まる「Suckas Need Bodyguards」や、硬質なビーツ&ライムもたまらん「Comin' For Datazz」まで手抜きなしクールな音が満載。後年の確執で2003年以降、このコンビでの新作が聴けなかったのはホンマに残念でしたが、残してくれた90年代の名作の数々は今でもビカビカに輝いています。
「たとえ死んでもずっと評価される魂の入った仕事。男は胸張って一生懸命、仕事せなあきません」
Gang Starr - Code Of The Streets


Gang Starr feat. Nice & Smooth - DWYCK




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

No More Comics / 内田裕也 * 1985 Warner | Home | Free Soul the classic of Bill Withers * 2007 Sony

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