Nightbirds / LaBelle * 1974 Epic

Vocal Groups
labelle night

 パティ・ラベルっていえば普通のアラフォー世代の人の大半が、初めての出会いがLive Aidのフィナーレではなかろうか。髪の毛を逆立てたド派手な出で立ちでガンガンとゴスペルチックに絡んでたパティさん。ブルーべルズ時代の60年代から音楽界に貢献してきたにも関わらず、何にも知らん東洋の高校生であった私は「やかましいオバハンやなぁ」くらいしか思ってませんでした。事実、ローラ・ニーロの名作にコーラス参加したり、アイク&ティナ同様、ストーンズやザ・フーの曲にチャレンジするなど積極的にクロスオーヴァーした活躍も評価されるグループ。そんなパティがサラ・ダッシュ、ノナ・ヘンドリックスと共に活躍した70年代のグループ「ラベル」での代表作がこれ。
 中身は映画「ムーラン・ルージュ」で主題歌となったクリスティーナ・アギレラ、マイヤ、リル・キム、ピンクでの極上カヴァー「Lady Marmalade 」を含むヒット作で、アラン・トゥーサン&ミーターズも参加したニューオリンズ・ファンク愛好家にも見逃せん内容。その大ヒットした「Lady Marmalade」は、ニューオリンズのストリートガールを歌ったお下劣極まりない歌で、当時の世間から「黒人売春婦を賛美するとは何事や」と非難轟々やったそう。当のメンバー自身も営業上に演ったつまらない曲と発言してたそうですが、どう考えてもぶっ飛び級のカッコええ曲で“Itchy Gitchi Ya Ya Da Da Da Itchy Gitchi Ya Ya here"のフレーズ(売春街スラングで「ちょっと遊んでかない?」って意味)で煽りまくるド派手な衣装の3人もエクセレント。ジョージ・ポーターJrのブッといベースも最高です。続く「Somebody Somewhere」、「Are You Lonely?」はノナ・ヘンドリックスの自作ですが、コチラも前のめりな迫力曲でテンション上がります。ボブ・クルー作の普遍的なスロウ「It Take A Long Time」も3人のソウルフルな歌唱が強烈で、ハートにびんびんきます。アラン・トゥーサン作品も2曲取り上げていて、言われると確かにニューオリンズっぽい「Don't Bring Me Down」に、アートのオルガンもエエ感じのモータウン調「All Girl Band」となかなかです。ピアノにコンガがグルーヴしまくる「What Can I Do For You?」や、レディ・マーマレイド調の「Space Children」あたりも好調で代表作に相応しい力作。タイトル曲「Nightbirds」や、最後を締める「You Turn Me On」も70年代ロックのバラードみたいですが、ゴスペルチックな歌唱はイケてます。
「全ての隙間に怒鳴りこんでくる3人衆。あつかましさの美学ですわ」
Lady Marmalade by Labelle 1975




テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Elvis / Elvis Presley * 1956 RCA | Home | Soul Children / Soul Children * 1969 Stax

コメント

日本って、あんまラベル熱烈応援ってのを聞かないような。
厚かましそうなオバハンってのも納得だし、
でも歌も曲の攻め方も商業的攻め方もイケてるのに。
僕自身もアルバムを熱心に聴いてなかったりするので、
少しは取っつきやすそうなこのへんから聴いてみようかな。

2010/05/13 (Thu) 08:43 | YO-SUKE #qbIq4rIg | URL | 編集

★YO-SUKE さん
 そういえば積極的なラベル信者っていないような気も。ちょっとエキセントリックで、ロックっぽかったりするからでしょうか。謎ですな。会社の販促でも人気は変わっちゃいますしね~

2010/05/15 (Sat) 22:41 | ezee #- | URL | 編集

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